巌窟の野獣

18世紀末、母を亡くし孤児となったメアリーは故郷アイルランドを離れ、英国西南部の町コーンウォールに伯母夫妻の経営する宿屋ジャマイカ亭を訪ねる。そこは港に巣くう悪党どものたむろする恐ろしい場所で、彼女は様々の身の毛もよだつ経験をする。この海賊もどきの連中を陰で牛耳るのは、町の名士の治安判事、ハンフリー卿だった……。

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