安珍と清姫

(C)KADOKAWA 1960
清姫は紀州真砂の里の庄司清継の娘である。関屋の長者友綱は清姫に縁組みを申出ていたが、彼女は見向きもしなかった。一日、狩に出た清姫は手許狂い、旅の僧安珍を傷つけた。清姫は介抱した。清姫はおのれの美貌に目もくれず避けるようにする安珍にいらだたしさを感じた。火祭りの夜、傷もいえた安珍は雑踏をさまよう。その後を清姫がつけていた。やがて、安珍は山間の出湯に傷口をひたし、経文を唱えた。と、裸身の清姫が近づいてきたのだ。彼女は恋心を訴える。安珍は苦悶した。とみると、清姫は狂気のごとく哄笑し、湯気の中に姿を消した。

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