ポーラー・エクスプレス

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クリスマスイブの夜、サンタが来るのをベッドの中で待つ少年がいた。時計の針が11時55分を指した時、突然轟音が鳴り響いた。ベッドから跳ね起き、窓辺に駆け寄ると、降りしきる雪の中、サーチライトを夜空に向け、巨大な蒸気機関車が近づいてくるのだった。その機関車は、少年の家の前まで来て、車掌が少年に「キミも、一緒に来るかい?」と言った。北極点行きの急行「ポーラー・エクスプレス」。「乗客者名簿にはキミの名前が載っているけど、キミの好きにすればいいさ」車掌の一言を残して動きだした。すぐ少年は飛び乗った。車内にいた大勢の仲間たちと一緒に、少年の旅が始まったのだ。町を離れ、暗い森を抜け、山を越えて、一路北極点を目指してひた走る。その先に待ち受けるのは、見たこともない光景と、夢のような体験……。

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