桜田門

アメリカの領事タウンゼンド・ハリスが開国通商を迫って下田に現われた。下田奉行井上信濃守は狼狽したが幕府も攘夷開国の両派に分れ論議を戦わせるだけ。信濃守はハリスに下田芸者お吉を近づける。ハリスは将軍との面接を希望するが実現しない。当時、将軍家定は病弱、水戸斉昭は世継ぎに自分の息子慶喜を推したが、攘夷派の急先鋒斉昭に幕府の主導権を握らせると一大事、諸侯は彦根城主井伊直弼を大老職に起用、斉昭を抑え難局を収拾させることとした。

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