僕が9歳だったころ

1970年代。小学生のヨミンは優しい心を持っている少年。ツバメと呼ばれる不良少年から友人を守り、母が亡くなり姉と暮らしている親友ギジョンとお弁当を分けあって食べる。ヨミンはみんなのヒーローだ。ある日、ヨミンのクラスにソウルからとても可愛い女の子、チャン・ウリムが転校して来た。アメリカ育ち彼女は、着ているものから態度まで田舎の生徒とは大違い。ヨミンは一目惚れしてしまう。ヨミンは彼女に手紙を書くが、先生に渡ってしまいみんなの笑いものになってしまう。その仕返しに彼女の靴を水で濡らしてしまうのだった。ある日、川で溺れそうになった彼女をヨミンが救った。そして相思相愛になったかに見えたが、遠足の帰りではちょっとしたことで仲違いしてしまう。そんなある日、ウリムが持っていたお金が学校でなくなったというハプニングが起こった。必死に探すが見つからない。しかし、その時運悪く同額のお金を持っていたヨミンが犯人扱いにされ、担任の先生に酷く罵られる。実は、ヨミンが持っていたこのお金は、仕事で片目を失明した母親になんとしてもサングラスを買ってあげようと、学校帰りにアイス屋やピアノの先生の家の掃除を手伝ったりとアルバイトをして一生懸命貯めていたものだった。突然ウリムがソウルへ転校することになる。ウリムは最後、みんなにお別れの挨拶をするときに重大な告白をするのだった。