ソウル・オブ・マン

2003年にアメリカでブルース生誕100年を記念し、マーティン・スコセッシ製作総指揮のもと、音楽を愛する監督たちがアメリカの音楽のルーツであるブルースをそれぞれの熱き想いで綴った7本のドキュメンタリー集“THE BLUES Movie Project”の中の1本。 ヴィム・ヴェンダース監督はこのプロジェクトにあたり、若き日より敬愛してきた3人の偉大なブルースマンに焦点を当てた。
公開日
2004年8月28日(土)
監督
ヴィム・ヴェンダース
脚本
ヴィム・ヴェンダース
撮影
リサ・リンズラー
出演
(ドキュメンタリー)
製作年
2003
製作国
独=米
原題
THE SOUL OF A MAN
上映時間
103
INTRODUCTION
2004年はブルース・イヤー。昨年は“ブルース生誕100年”として様々な記念事業が行われた。今年は、エリック・クラプトンがブルースの神様ロバート・ジョンソンに捧げる「ミー&Mr.ジョンソン」、エアロスミスが「ホンキン・オン・ボーボォ」、ケヴ・モ「キープ・イット・シンプル」、ジョニー・ラング「ロング・タイム・カミング」、ゲイリー・ムーア「パワー・オブ・ザ・ブルース」などが次々とリリースされている。そして、本作が公開される。これは、第一線で活躍する7人の映画クリエイターの総力を結集させた壮大なプロジェクト。それぞれ独立した長編映画が全7作、しかもスコセッシやヴェンダースといった巨匠や、クリント・イーストウッドが監督として参加している。制作総指揮はマーティン・スコセッシだ。1930年代に活躍したブラインド・ウィリー・ジョンソンやスキップ・ジェイムス、40~60年代に活動したJ.B.ルノアーなどの伝説的ブルースマンを題材にとっているのに加え、彼らの魂を今日でも受け継ぐボニー・レイット、そしてルー・リード、ニック・ケイヴ、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、ロス・ロボスといった現代のトップ・ミュージシャン達によるブルース解釈まで、ヴェンダースがたどったのと同じブルースの旅路を再体験することが出来る。
STORY
地球の“心の音”として選ばれたブルースマンの歌。それを1977年にボイジャーが宇宙に運んだ。1999年の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でキューバ音楽の魅力をあますところなく描ききったヴィム・ヴェンダースが、5年の月日を経て、音楽の根源であるブルースにたどり着いたのが『ソウル・オブ・マン』である。ボイジャーが宇宙に運んだ曲を生み出したブラインド・ウィリー・ジョンソン、クリーム時代にエリック・クラプトンがカヴァーしてヒットを飛ばしたスキップ・ジェイムス、シマウマ柄のジャケットを着てハイトーンの歌声を響かせるJ.B.ルノアーという時代も場所も異なる三人のブルースマンに焦点をあて、宇宙にまで飛び出していく。豪華なミュージシャンの共演。誰も見たことのないライブ映像の連続 。そして、あらゆるジャンルで活躍する新旧ミュージシャンが魂の根源であるブルースに取り組んだ、7本の作品中もっとも色彩豊かな作品となっている。
CASTING
●Tボーン・バーネット ●ニック・ケイヴ ●イーグル・アイ・チェリー ●シェメキア・コープランド ●ジョン・スペイサー・ブルース・エクスプロージョン ●アルヴィン・ヤングブラッド・ハート ●スキップ・ジェイムス ●ガーランド・ジェフリーズ ●クリス・トーマス・キング ●J.B.ルノワー ●ロス・ロボス ●ジョン・メイオール ●ボニー・レイット ●ルー・リード ●ヴァーノン・リード ●マーク・リボー ●ジェームズ・ブラッド・ウルマー ●ルシンダ・ウィリアムス ●カサンドラ・ウィルソン
配給会社
日活

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