デビルズ・バックボーン

サンタ・ルチア孤児院は人里離れた荒野の真ん中に建っている。両親を失い、孤児院に連れてこられた12歳の少年カルロスは、幼児を漬けたラム酒を飲む老牧師カザレスと義足の女院長カルメン、気性の激しい管理人ハチントなど、不気味な大人たちに迎えられる。カルロスに与えられたベッドは「12番」。「あれはサンディのベッドだ…」孤児院の子供たちがざわめき始めるのだった。その日からカルロスは、どこからともなく聞こえてくる囁き声、姿の見えない水を滴らせた足跡に悩まされるようになる。それは、かつてこの孤児院にいた少年「サンディ」の霊だった。「サンディ」は、自分の怨みをはらすため、カルロスに、「あいつを連れてきて」と訴える。「あいつ」とは一体誰なのか?この孤児院の秘密が明らかになった時、悲しくも恐ろしい惨劇が幕を開けるのであった。
公開日
2004年8月28日(土)
監督
ギレルモ・デル・トロ
脚本
ギレルモ・デル・トロ アントニオ・トラショラス ダビ・ムニョス
撮影
ギレルモ・ナヴァロ
音楽
ハビエル・ナバレテ
出演
エドゥアルド・ノリエガ マリサ・パレデス フェデリコ・ルッピ フェルナンド・ティエルブ
製作年
2001
製作国
スペイン=メキシコ=仏=アルゼンチン
原題
THE DEVIL'S BACKBONE
上映時間
106
INTRODUCTION
『ミミック』のギレルモ・デル・卜ロと『トーク・トゥ・ハー』のペドロ・アルモドバルが放つ恐怖の怨霊ホラー。『リング』、『呪怨』をはじめとするジャパニーズ・ホラーの国際的成功を受けて、『テキサス・チェンソー』、『ドーン・オブ・ザ・デッド』など、名作ホラーの連続リメイクが話題を呼び、ホラー・ブームが巻き起こっている。本作は、『アザーズ』、『ダークネス』などを送り出し、今やヨーロッパ最大のホラー王国と化したスペインから日本に上陸である。凝った映像と美術で織り成す背筋も凍る恐怖と戦慄、そして、クライマックスに待ちうけるドラマチックな感動、世界中の映画ファンが喝采を贈った作品。監督・脚本は、『クロノス』で一躍注目され、ハリウッドで『ミミック』『ブレイド2』を続けざまに発表、超大作『ヘルボーイ』が初登場で見事全米第1位となり、今世界が最も注目するホラーの鬼才、ギレルモ・デル・トロ。撮影は、『デスペラード』『ジャッキー・ブラウン』のギレルモ・ナバロ。出演は、『オープン・ユア・アイズ』のエドゥアルド・ノリエガ、『オール・アバウド・マイ・マザー』の名優マリサ・パレデス。『クロノス』のフェデリコ・ルッピ。そして、本作でヤング・アーチスト・アワードを受賞したフェルナンド・ティエルブが出演している。
STORY
サンタ・ルチア孤児院は人里離れた荒野の真ん中に建っている。両親を失い、孤児院に連れてこられた12歳の少年カルロスは、幼児を漬けたラム酒を飲む老牧師カザレスと義足の女院長カルメン、気性の激しい管理人ハチントなど、不気味な大人たちに迎えられる。カルロスに与えられたベッドは「12番」。「あれはサンディのベッドだ…」孤児院の子供たちがざわめき始めるのだった。その日からカルロスは、どこからともなく聞こえてくる囁き声、姿の見えない水を滴らせた足跡に悩まされるようになる。それは、かつてこの孤児院にいた少年「サンディ」の霊だった。「サンディ」は、自分の怨みをはらすため、カルロスに、「あいつを連れてきて」と訴える。「あいつ」とは一体誰なのか?この孤児院の秘密が明らかになった時、悲しくも恐ろしい惨劇が幕を開けるのであった。
CASTING
●カルメン:マリサ・パレデス スペイン出身。60年代から舞台とテレビで活躍。96年スペイン文化庁より国民映画賞を受賞。主な出演作は、「ハイヒール」(91)、「私の秘密の花」(96)、「ライフ・イズ・ビューティフル」(98)、「オール・アバウト・マイ・マザー」(99)など。 ●ハチント:エドゥアルド・ノリエガ 1973年生まれ。スペイン出身。マドリード演劇学校で学位取得。アレハンドロ・アメナーパル監督「テシス・次に私が殺される」(96)で高い評価を得る。主な出演作は「パズル」(99)、「オープン・ユア・アイズ」(97)など。 ●カザレス:フェデリコ・ルッピ 1923年生まれ。アルゼンチン出身。50本以上に出演し多数の賞を受賞する。主な出演作は「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」(95)、「クロノス」(92)など。 ●カルロス:フェルナンド・ティエルブ 1986年生まれ。スペイン出身。本作で映画でビュー。2002年度ヤング・アーティスト・アワーズのベストヤングアクター賞受賞。
映倫
110

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