モナリザ･スマイル

1953年。ウェルズリー大学の美術史の助教授に就任したキャサリンは、保守的な校風にがく然とする。キャサリンは、エリートと結婚することが何よりも価値があると考える女生徒たちに、自由な精神を教えようとするが……。

公開日: 2004年8月7日(土)

監督: マイク･ニューウェル

脚本: ローレンス･コナーマーク･ローゼンタール

撮影: ミック･オーズリー

音楽: ランドール･ポスター

出演: ジュリア･ロバーツキルスティン･ダンストジュリア･スタイルズマギー･ギレンホールマーシャ･ゲイ･ハーデンジニファー･グッドウィンドミニク･ウェストトファー･グレイスローラ･アレン

製作年: 2003

製作国: 米

原題: MONA LISA SMILE

上映時間: 117

INTRODUCTION: 「エリン・ブロコビッチ」で、見事アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いたジュリア・ロバーツ待望の主演作品。全米公開当時は初登場で、「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」に次ぐ第2位を獲得。キルスティン・ダンストや、ジュリア・スタイルズ、マギー・ギレンホールをはじめ、集結した若手女優たちの素晴らしい演技は、世界中の女性たちから圧倒的な支持を集めた。聡明だがデリケートな一面も持つキャサリン役には、関係者一同、ジュリア・ロバーツ意外考えられない、という意見で一致した。優等生役のベティを演じたのは、「スパイダーマン」でブレイクしたキルスティン・ダンスト。ジョーン役を演じたのは「セイブ・ザ・ラストダンス」の新星ジュリア・スタイルズ。奔放なジゼル役には、「セクレタリー」で絶賛されたマギー・ギレンホールが抜擢され、強い存在感を披露している。さらに、「ポロック2人だけのアトリエ」でアカデミー賞助演女優賞を獲得したマーシャ・ゲイ・ハーデン、TVで幅広く活躍しているジニファー・グッドゥインらをはじめとする豪華な女性キャストが揃った。監督は「フェイク」「フォー・ウェディング」のマイク・ニューウェル。撮影監督は「マン・オン・ザ・ムーン」のアナスタス・ミコス、プロダクション・デザイナーは「メイド・イン・マンハッタン」のジェーン・マスキー。名門ウェルズリー大学の趣のある伝統的なキャンパス風景も、この作品に美しい彩りを与えている。

STORY: キャサリン・ワトソン(ジュリア・ロバーツ)は、カリフォルニアに住む若く美しい女性教師。彼女は名門ウェルズリー大学で教鞭をとることになった。“米国一保守的”という評判も持つ女性だけの大学。キャサリンは自分なりに変えていきたいと考えていた。美術史の助教授として就任したキャサリンは、まもなくこの名門校の予想以上に厳しい伝統を知るのだった。授業の初日、優等生ベティを中心に、女生徒たちは授業内容を完壁に予習して、新米教師に教える隙を与えない。そしてキャサリンの敵は、生徒たちばかりではなかった。保守的な教師たちや卒業生、そして学生の親たちもそうだ。周囲の冷ややかな反発を感じながらも、彼女は毅然として学生たちに“自分の頭で考えることの大切さ”を教える。古典的な絵画ではなく、ポロックをはじめとする現代美術作品をとりあげ、とまどう学生たちに“芸術とは何？誰が芸術の良しあしを決めるの？”と、問いかけるキャサリン。そんなキャサリンの生き方を認める生徒たちも現れる。生徒たちに新しい時代の女性の生き方を指導する一方で、キャサリン自身も人生の岐路にたたされる。よき同僚の追放や、恋人ポールとの別れ。教育への一途な熱意とは裏腹に、キャサリンの内面の葛藤は激しさを増していった。彼女の講義がウェルズリーの伝統にそぐわないと、学長以下から厳しく叱責を受けたのだ。そしてキャサリンに最後通告が言い渡される。大学に残りたいなら、自由な講義をいっさい放棄し、カリキュラム通りの授業をせよと命令されるのだった。

CASTING: ●ジュリア・ロバーツ（キャサリン） 1967年10月28日生まれ。ジョージア州出身。88年「ブラッド・レッド・復讐の銃弾」で映画でビュー。89年「マグノリアの花たち」でアカデミー賞候補。90年「プリティ・ウーマン」で2度目のアカデミー賞候補。00年「エリン・ブロコビッチ」でアカデミー賞主演女優賞とゴールデン・グローブ賞を受賞。主な出演作は、「フラットライナーズ」「愛がこわれる時」（90）、「愛の選択」（91）、「ペリカン文書」（93）、「世界中がアイ・ラブ・ユー」（96）、「ベスト・フレンズ・ウェディング」（97）、「グッド・ナイト・ムーン」（98）、「ノッティングヒルの恋人」（99）、「プリティ・ブライド」（99）、「アメリカン・スィート・ハート」（01）、「コンフェッション」（02）など。 ●マギー・ギレンホール（ジゼル） 1977年11月16日生まれ。カリフォルニア州出身。92年「秘密」で映画でビュー。02年「セクレタリー」でゴールデン・グローブ賞最優秀女優賞候補。全米批評家協会賞受賞。主な出演作は「ドニー・ターゴ」（01）、「サンキュー・ボーイズ」（01）、「アダプテーション」（02）など。 ●マーシャ・ゲイ・ハーディン（ナンシー） 1959年8月14日生まれ。テキサス州出身。90年「ミラーズ・クロッシング」で映画デビュー。00年「ポロック2人だけのアトリエ」でアカデミー賞助演女優賞受賞。主な出演作は「レイト・フォー・ディナー」（91）、「クラッシュ」（92）、「この森で天使はバスを降りた」（96）、「ジョー・ブラックをよろしく」（98）、「スペース・カウボーイ」（00）など。 ●キルスティン・ダンスト（ベティ） 1982年4月30日生まれ。ニュージャージー州出身。89年「ニューヨーク・ストーリー」で映画デビュー。94年「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」でゴールデン・グローブ賞候補。主な出演作は「若草物語り」（94）、「ジュマンジ」（95）、「チアーズ」（00）、「ヴァージン・スーサイズ」（99）、「スパイダーマン」、「スパイダーマン2」など。

配給会社: UIP

モナリザ･スマイル

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