キャンプ

公開日: 2004年6月5日(土)

製作年: 2003

製作国: 米

原題: CAMP

上映時間: 111

INTRODUCTION: アメリカのティーン・エイジャーたちの長い夏休みを描いた青春映画。サンダンス・フィルム・フェスティバル2003では、満場のスタンディング・オベーションで迎えられた作品だ。発端は「お金はないけれど、どうしてもキャンプの映画を作りたい！」そんな監督トッド・グラフの情熱。それに共鳴して、バート・バカラック、ヘンリー・クリーガー、そしてローリング・ストーンズまでもが快く楽曲の使用を許可した。そしてミュージカル界の巨匠スティーヴン・ソンドハイム（「カンパニー」「フォリーズ」「ウエスト・サイド・ストーリー」など）は、脚本段階で本作に賛同し、楽曲提供のみならず彼自身として出演もした。素晴らしいパフォーマンスを披露している出演者たちは、全米各地のダンススクールや市営プールに張り紙を出したりラジオで告知したりと、一般公募で募集したのだ。舞台を目指す本物の俳優の卵をキャスティングしたことにより、彼らの興奮や戸惑い、感動が等身大に響いてくる。その熱演によりフリッツィ役のアナ・ケンドリックは、2004年の第19回インディペンデント・スピリット・アワードでデビュー演技賞候補に輝いた。。製作クリスティーン・ヴァション、音楽スティーヴン・トラスク、そして振付のジェリー・ミッチェルなど、『ヘドヴィグ・アンド・アングリーインチ』を成功に導いたキラー・フィルム・チームは、『フェーム』でオスカーに輝いた作曲家マイケル・ゴアを音楽スタッフに迎えた。ミュージカルをこよなく愛する多くの人々の情熱によって育てられた青春音楽映画の傑作が誕生した。

STORY: アメリカのティーン・エイジャーの多くは、長い夏休みを各々の目的にあったサマー・キャンプに通って過ごす。内容は、スポーツ、アカデミック、ダイエットなど様々だ。そんなサマーキャンプに集まってきたのは、はみ出し者の若者ばかり。ゲイのマイケル、もてない女の子エレン、肥満のジェンナ、ゲイにしかもてないディー、高飛車で女王気分のジルなど、ほとんど全員、普通じゃない。しかし彼らは、2週間で1演目上演というミュージカルのハードワークに打ち込むのだ。そんな中、ギター片手にスケボーも乗り回す正真正銘のさわやかストレート・ガイ、ヴラッドが登場した。マイケルとエレンの心には、瞬く間にヴラッドへの恋の炎が点火した。今年のキャンプは何かありそうな予感。キャンプ3日目。ようやくバート・ハンリーが到着した。72時間飲み明かして正体を無くし、3日も遅刻してきたのだ。彼は10年前にブロードウェイでヒットを飛ばしたのを最後に、いまはアルコール中毒に身をやつした落ちぶれ作曲家だ。マイケルは初めて演じるロミオ役を見て欲しいと、勇気を出して発表会に両親を招待する。しかし両親は現れない。父親はゲイである彼を嫌悪しているのだ。次の日、マイケルの誕生パーティ。ハンリーのかつてのヒット曲「こどもたちの聖戦」を歌っているのを見たハンリーは、パーティを台無しにしてしまう。ハンリーの部屋で、見知らぬ楽譜が出てきた。生きる屍に見えたハンリーが、なんと新しい曲を書いていたのだ！しかもほとんどが傑作と呼べるものばかりのものだった。

CASTING: ●ダニエル・リタールオハイオ州出身。ミラノスカラ座で「ウエスト・サイド・ストーリー」の舞台に出演。01年「ズーランダー」、「The Debate Team」、「Monster IIand」に出演。 ●ジョアナ・チルコート 1985年10月31日生まれ。メリーランド州出身。ｶｰｳﾞｧｰ･ｾﾝﾀｰﾌｫｰ･ｱｰﾂ･ｱﾝﾄﾞ･ﾃｸﾉﾛｼﾞｰで歌やダンスを学ぶ。「ゴッド・スペル」や「リトル・ナイト・ミュージック」など舞台で活躍。 ●ロビン・デ・ジーザス 1984年8月21日生まれ。コネチカット州出身。13才でミュージカルの舞台に立つ。高校では「キスメット」、「「グリース」などに出演。 ●スティーヴン・カッツミズリー州出身。ボストン音楽院で演劇を学ぶ。プレ・ブロードウェイ「ヘアスプレー」に出演。ソングライターとしても修行中。 ●ヴァリス・リモルディ 1981年7月19日生まれ。カリフォルニア州出身。舞台では「スウィーニー・ドット」、「Big River」、「グリンチ」、「ジーザース・クライスト・スーパースター」などに出演。 ●ケナ・ケンドリック 1985年8月9日生まれ。メイン州出身。ブロードウェイ「上流社会」でデビュー。トニー賞候補、ドラマ・ディスク賞、FANY賞候補、ｼｱﾀｰ･ﾜｰﾙﾄﾞ･ｱﾝﾄﾞ･ﾄﾞﾗﾏ･ﾘｰｸﾞ賞受賞。03年「リトル・ナイト・ミュージック」に出演。

配給会社: アスミック・エース

キャンプ

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