アップタウン・ガールズ

(C)2003 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
父親は今は亡き伝説的なロックスター。その娘、モリーはニューヨークの高級アパートで自由気ままな毎日を送っている。今日は誕生日。ナイトクラブに駆けつけたモリーを、たくさんの“友人”たちが歓声で迎えた。モリーが化粧室に入ると、超ナマイキなガキがいた。そのガキは、音楽業界のエグゼクティブ、ローマ・シュラインの娘レイだった。ステージではハンサムな新人ニールがモリーのために歌っていた。ニールにとってモリーの父トミーは尊敬するアーティスト。すっかり彼に夢中になったモリーは強引にアパートに誘い、一緒に暮らすことに。しかし、お互い上手くいかず、ニールが出て行く。そうしているうちに、気がつくと、なぜか電気もガスも止められている。財産管理をしていた会計士が、印税の前払い金を着服して姿を消したのだ。突然、一文無しになったモリーはアパートを追い出され、生まれて初めて“仕事”を探さねばならなくなった。そして、ヒューイの口利きでレイの子守り役として働くことになったのだ。レイは健康オタクで細菌恐怖症、部屋は塵ひとつなく整然としている。3歳のころから精神科医にかかり、整腸剤と精神安定剤を常用している彼女には、かわいいミニチュアのティーセットを見てスコーンにかじりつく“不潔”で子供っぽいモリーが信じられない。大人になりきれない22歳と、大人びた8歳の女の子は何から何までそりが合わないのだった。
公開日
2004年2月21日(土)
監督
ボアズ・イェーキン
脚本
ジュリア・ダール モー・オグロドニック リサ・デヴィッドウィッツ
撮影
ミヒャエル・バルハウス
音楽
レスリー・バーバー ジョエル・マクニーリー
出演
ブリタニー・マーフィ ダコタ・ファニング マーリー・シェルトン ドナルド・フェイソン ジェシー・スペンサー ヘザー・ロックリア オースティン・ペンドルトン ペル・ジェームズ フィッシャー・スティーヴンス
製作年
2003
製作国
原題
UPTOWN GIRLS
上映時間
92
INTRODUCTION
「17歳のカルテ」「8Mile」「ジャスト・マリッジ」など多彩な役を演じてハリウッドの超売れっ子になったキュートな女優ブリタニー・マーフィと、「アイ・アム・サム」でショーン・ペンの娘ルーシーを演じて天才子役として注目されたダコタ・ファニング。この二人が繰り広げる、ユーモラスで感動的ニューヨークストーリーだ。二人を取り巻くキャストは、モリーの親友イングリッドに「はじまりはキッスから」のマーリー・シェルトン。リーを自分の部屋に居候させてやるスカウトマン、ヒューイに「タイタンズを忘れない」のドナルド・フェイソン。モリーが恋をするミュージシャンのニールには、ジェシー・スペンサーが抜擢された。監督はデンゼル・ワシントン主演の「タイタンズを忘れない」を大ヒットさせたボアズ・イェーキン。自作「しあわせ色のルビー」をプロデュースしたジョン・ペノッティに乞われてアドバイスをするために脚本を読んだのだが、モリーのキャラクターに恋をして自らメガホンをとることになった。撮影はすべてニューヨークで行われ、セントラルパークやメトロポリタン美術館といった有名スポットから最先端のナイトクラブまで、魅惑的なニューヨークが存分に楽しめる。撮影監督はミヒャエル・バルハウス。「アフター・アワーズ」から「ギャング・オブ・ニューヨーク」までマーティン・スコセッシ監督の“ニューヨーク”を映像に焼きつけてきた名手である。カラフルなプロダクション・デザインを担当したのは「スモーク」「ブルー・イン・ザ・フェイス」などで知られるカリナ・イワノフ。モリーのチャーミングなファッションは、衣裳デザイナー、サラ・エドワーズが手がけている。
STORY
父親は今は亡き伝説的なロックスター。その娘、モリー(ブリタニー・マーフィ)はニューヨークの高級アパートで自由気ままな毎日を送っている。今日は誕生日。ナイトクラブに駆けつけたモリーを、たくさんの“友人”たちが歓声で迎えた。モリーが化粧室に入ると、超ナマイキなガキ(ダコタ・ファニング)がいた。そのガキは、音楽業界のエグゼクティブ、ローマ・シュライン(ヘザー・ロックリア)の娘レイだった。ステージではハンサムな新人ニール(ジェシー・スペンサー)がモリーのために歌っていた。ニールにとってモリーの父トミーは尊敬するアーティスト。すっかり彼に夢中になったモリーは強引にアパートに誘い、一緒に暮らすことに。しかし、お互い上手くいかず、ニールが出て行く。そうしているうちに、気がつくと、なぜか電気もガスも止められている。財産管理をしていた会計士が、印税の前払い金を着服して姿を消したのだ。突然、一文無しになったモリーはアパートを追い出され、生まれて初めて“仕事”を探さねばならなくなった。そして、ヒューイの口利きでレイの子守り役として働くことになったのだ。レイは健康オタクで細菌恐怖症、部屋は塵ひとつなく整然としている。3歳のころから精神科医にかかり、整腸剤と精神安定剤を常用している彼女には、かわいいミニチュアのティーセットを見てスコーンにかじりつく“不潔”で子供っぽいモリーが信じられない。大人になりきれない22歳と、大人びた8歳の女の子は何から何までそりが合わないのだった。
CASTING
●ブリタニー・マーフィー 1977年11月10日生まれ。アトランタ出身。9歳で初舞台を踏み、13歳のときにテレビ・シリーズに出演。93年に「家族の祈り」(V)で映画デビュー。主な出演作は、「クルーレス」(95)、「17歳のカルテ」(99)、「私が美しくなった100の理由」(00)、「サイドウォーク・オブ・ニューヨーク」(01)、「サンキュー、ボーイズ」(01)、「サウンド・オブ・サイレンス」(01)、「8Mile」(02)、「ジャスト・マリッジ」(03)など。 ●ダコタ・ファニング 1994年11月11日生まれ。ジョージア州出身。5歳の時にコマーシャルに出演。テレビシリーズ『ER:救急救命室』、『アリーmyラブ』、『スピン・シティ』をへて、01年に「トムキャッツ」で映画デビュー。「アイ・アム・サム」(01)では、映画俳優協会助演女優賞に史上最年少でノミネート。シカゴ映画批評家協会賞をはじめとする新人賞を総なめにした。「コール」(02)、「メラニーは行く!」(02)などに出演。 ●マーリー・シェルトン 「カラー・オブ・ハート」(98)で注目された。「サンドロット/僕らがいた夏」(93)、「ニクソン」(95)、「25年目のキス」(99)、「プロポーズ」(99)に出演。 ●ドナルド・フェイソン 「クルーレス」(95)「ジュース」(92)、「ため息つかせて」(95)、「タイタンズを忘れない」(00)に出演。

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