ニューオーリンズ・トライアル

リストラされた元社員が証券会社に乱入。銃を乱射して11人を殺害し、5人に重傷を負わせ自らの命を絶った。この事件でセレステ・ウッドは、最愛の夫ジェイコブを失った。悲しみと怒りを抱えた彼女は、凶器として使われた銃メーカーの責任を問う民事訴訟を起こそうと決意したのだ。そこで、地元のベテラン弁護士ウェンドール・ローアに、代理人を依頼。2年後。全米中が事の成り行きに注目する中、訴訟が地裁にかけられることになった。銃器製造のヴィックスバーグ社が裁判に負ければ、全国で同様の訴訟が起こり、想像を絶するほど巨額の賠償金を支払うことになる。しかも武器業界全体に及ぶものとなる。そこで、連合軍を組んだ銃器メーカーの経営者たちは、ひとりの男ランキン・フィッチを陣営に雇い入れた。彼は、あらゆる手段を駆使して陪審員の評決を勝ち取ることで知られる伝説の陪審コンサルタントだ。早速ニューオーリンズに乗り込んできたフィッチは、フレンチ・クォーターの倉庫にハイテク装備の司令室を設営。尾行、張り込み、盗聴といった手を使い、陪審員候補者をふるいにかける作業を開始するのだった。

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