サハラに舞う羽根

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イギリスが世界の1/4を支配下に治めていたヴィクトリア朝時代、1884年。将軍の父に期待され、軍人の道を歩んだハリー・フェバーシャムは、士官としての輝かしい未来、美しい婚約者エスネとの幸福な生活、そして、親友のジャックをはじめとする仲間たちの熱い信頼を手に入れたと感じていた。しかし、北アフリカのスーダンで、英国の支配に蜂起した反乱軍を鎮圧する任務下された時、戦場の恐怖、そして愛するエスネとの辛い別れ、大切なものを犠牲にしてまで、不毛の砂漠を奪いに行く価値はあるのかという思いがこみ上げてきた。翌日、除隊届けを提出する。それを知り、連隊の仲間たちは、ハリーを臆病者と非難する。故郷を訪れると、連隊仲間のトレンチ、ウィロビー、キャスルトンから3本の白い羽根が送られていた。
公開日
2003年9月20日(土)
監督
シェカール・カプール
脚本
マイケル・シファー ホセイン・アミニ
撮影
ロバート・リチャードソン
音楽
ジェームズ・ホーナー
出演
ヒース・レジャー ウェス・ベントリー ケイト・ハドソン ジャイモン・フンスー マイケル・シーン ルパート・ペンリー=ジョーンズ クリス・マーシャル アレック・ウェック ティム・ピゴット=スミス ジェームズ・コスモ
製作年
2002
製作国
米=英
原題
THE FOUR FEATHERS
上映時間
132
INTRODUCTION
ヴィクトリア朝時代、英国は強大な軍事力で世界の1/4に覇権の手を広げていた。その時代、自らの生き方に疑問を抱いたひとりの若者がいた。彼の名は、ハリー・フェバーシャム。軍人としてエリート士官への道のりを歩んでいたが、自分が戦争の意味を見失っていることに気づく。そして除隊。彼に仲間が送ったのは、臆病者を意味する白い羽根。永遠の愛を誓い合った婚約者のエスネまでもが彼の元を去っていく。その苦悩の果てに、彼が見出したものは。監督は、アカデミー賞7部門にノミネートされた『エリザベス』のたシェカール・カプール。待望の新作は、英国文学の古典的な名作といわれるA・E・W・メイスンの原作を、斬新な視点とフレッシュなキャストで映画化した壮大なスペクタクル・ロマンだ。主人公ハリーを演じるのは、『パトリオット』『チョコレート』のヒース・レジャー。そのハリーの無二の親友であり、恋のライバルともなるジャックに扮するのは、『アメリカン・ビューティー』のウェス・ベントリー。恋人エスネ役は、『あの頃ペニー・レインと』でゴールデン・グローブ賞を受賞し、『10日間で男を上手にフル方法』も全米で大ヒットとなったケイト・ハドソン。スタッフにも超一流の顔ぶれが揃った。脚本を手がけたのは、『鳩の翼』でオスカー候補になったホセイン・アミニと、『クリムゾン・タイド』のマイケル・シファー。戦闘シーンの映像を作り上げた撮影監督は、オスカーに輝く『JFK』のロバート・リチャードソン。編集は『ブレイブハート』のステイーヴン・ローゼンブラム、音楽は『タイタニック』のジェームズ・ホーナーが担当している。
STORY
イギリスが世界の1/4を支配下に治めていたヴィクトリア朝時代、1884年。将軍の父に期待され、軍人の道を歩んだハリー・フェバーシャム(ヒース・レジャー)は、士官としての輝かしい未来、美しい婚約者エスネ(ケイト・ハドソン)との幸福な生活、そして、親友のジャック(ウェス・ベントリー)をはじめとする仲間たちの熱い信頼を手に入れたと感じていた。しかし、北アフリカのスーダンで、英国の支配に蜂起した反乱軍を鎮圧する任務下された時、戦場の恐怖、そして愛するエスネとの辛い別れ、大切なものを犠牲にしてまで、不毛の砂漠を奪いに行く価値はあるのかという思いがこみ上げてきた。翌日、除隊届けを提出する。それを知り、連隊の仲間たちは、ハリーを臆病者と非難する。故郷を訪れると、連隊仲間のトレンチ(マイケル・シーン)、ウィロビー(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)、キャスルトン(クリス・マーシャル)から3本の白い羽根が送られていた。それは臆病者のシンボルだった。エスネは、ハリーに連隊へ戻ってくれと懇願するが、ハリーは拒むばかり。勇敢な軍人だと信じていたハリーに裏切られた思いのエスネは、4本目の白い羽根を残して彼の元を去っていった。父親からは絶縁の言葉。家族も、友人も、恋人も失った天涯孤独の身の上になってしまった。砂漠で戦うジャックや仲間たちのことを思うと、いてもたってもいられなくなり彼は、4本の羽根を握りしめ、ひとりスーダンへ旅立った。
CASTING
●ヒース・レジャー(ハリー) 1979年、オーストラリア生まれ。少年時代から舞台やTVシリーズに出演。97年、「ブラック・ロック」で注目を集める。「トゥー・ハンズ」でオーストラリア映画協会賞の主演男優候補になる。99、「恋のからさわぎ」でハリウッド映画デビュー。主な出演作は、「パトリオット」(00)、「ロック・ユー」(01)、「チョコレート」(01)など。 ●ウェス・ベントリー(ジャック) 1978年9月4日生まれ、米国アーカンソー州出身。98年、「愛されし者」で映画デビュー。99年、「アメリカン・ビューティー」で英アカデミー賞助演男優賞候補、シカゴ映画批評家協会賞を受賞。主な出演作は「バウンティ・キッド」(99)、「めぐりあう大地」(00)、「エントランス」(01)など。 ●ケイト・ハドソン(エスネ) 1979年4月19日生まれ、ロサンゼルス出身。98年、「Desert Blue」で映画デビュー。2000年、「あの頃ペニー・レインと」のヒロイン役でゴールデン・グローブ賞、ラスベガス映画批評家協会賞受賞。アカデミー賞助演女優賞候補になる。主な出演作は「Dr.Tと女たち」(00)、「10日間で男を上手にフル方法」(02)、「Alex and Emma」(03)など。

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