ドッグ･ソルジャー
山奥で演習を行っていたイギリス軍の小隊。謎の獣の群れが襲撃してきた。生き残った隊員は、山中の無人の農家に身を隠した。しかし、そこは彼らを襲った怪物＝人狼の棲み家だった。
- 公開日
- 2003年9月6日(土)
- 監督
- ニール･マーシャル
- 脚本
- ニール･マーシャル
- 撮影
- サム･マッカーディ
- 音楽
- マーク･トーマス
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 英
- 原題
- DOG SOLDIERS
- 上映時間
- 104
- INTRODUCTION
- 敏腕プロデューサーのクリストファー・フィッグが発掘した、第2のサム・ライミと評判のニール・マーシャル。彼の初監督作である本作は、イギリス本国で初日3日間100万ドルを突破という予想外の大ヒットを記録した。英国産ノンストップアクション・ホラーの代表作だ。それは、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』や『死臓のはらわた』『プレデター』など、ホラー＆アクション映画のエッセンスと、監督独自のアイデアを盛り込みオリジナリティを出すことで成功している。また、人狼をリアルに描くため、『ヘルレイザー』シリーズや『イベント・ホライゾン』などの特殊効果や特殊メイクを手がけてきたポブ・キーンが担当。また、キャストは生死を賭けた戦いの行方を、観客に先読みさせないため、キャラクターを魅力的に見せられる俳優を抜擢。そんな難役を英国の個性派俳優、ショーン・パートウィーが見事に演じている。兵士の中、紅一点のメーガンを演じたエマ・クレズピーは、本作が映画初出演。セクシーな魅力と、ホラー映画には欠かせない美女の役だ。この作品は既に世界各国で高い評価を受け、「第20回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」ではグランプリを受賞。米ホラー映画雑誌の老舗「FANGORIA」の読者が決める、「第12回ファンゴリア・チェーンソー・アワード」で最優秀作品賞にノミネートされている。
- STORY
- スコットランドの山奥でイギリス兵の小隊は演習を行っていた。ハリー・ウェルズ軍曹(ショーン・パートウィー)を筆頭に、クーパー狙撃手(ケヴィン・マクキッド)、ジョー、テリー、スプーン、ブルース・キャンベル伍長の6人だ。一方、特殊部隊率いるリチャード・ライアン隊長(リアム・カニンガム)の小隊も同じ山に野営を張っていた。ウェルズ軍曹らが、空高く打ち上げられた救助信号を目撃した。急いで現場に行くと、ライアン隊長率いる小隊の野営地が何者かによって襲撃された後だった。ライアン隊長は腹に深い傷を受け重症。その時、兵士の叫び声と獣の唸り声が聞こえてきた。ウェルズは戦闘の指示を出し、ライアン隊長を連れて、安全な場所に避難しようとするが、敵が一体どこにいるのか全く分からない。冷静さを欠いた兵士は次々と謎の敵の餌食になっていく。ウェルズ軍曹も敵に襲われ、重傷を負ってしまう。生き残った兵士たちは、ウェルズ軍曹とライアン隊長を担いで必死に走る。メーガンの提案で知り合いの一軒家に避難することにした。森の中にある、さびれた農家。人の気配が全く感じられなく、その家にいたのは雑種の犬サムだけだった。助けを呼ぶにも町までは車４時間もかかるし電話もない、連絡手段が全くないのだ。突然ドアを叩き壊し、窓をうち破って侵入してきた獣たち……その時、初めて敵の正体が明らかになった。まるで、スコットランド地方に伝わる人狼そのものだったのだ。なんとか人狼の第一次襲撃を退けるが、極度の緊張状態に陥った兵士たちは錯乱し始め、ついには仲間さえもすでに人狼ではないかと疑心暗鬼になっていく。果たして、クーパー達は無事に逃れる事が出来るのだろうか。
- CASTING
- ●ショーン・パートウィー 1964年イギリス、ロンドン生まれ。父親はイギリスの名優ジュン・パートウィー。90年以降に映画やテレビで活躍している。主な出演作は「ショッピング」（93）、「イベント・ホライゾン」（97）、「ソルジャー」（98）など。ポール・アンダーソン監督作品での好演が話題を呼んだ。その他の出演作は「ブルージュース」（95）、「チューブ・テイルズ」（99）、「ロンドン・ドッグズ」（00）など。イギリス映画を中心に、現在かかせない役者の一人となっている。また、ジュード・ロウやユアン・マクレガーらと製作会社「ナチュラル・ナイロン」を設立。イギリス映画の発展に貢献している。
- 映倫
- 20