ザ・レース

パリ18区。ある邸宅に深夜盗みに入るサミィ、カデール、タッキーニ、ヤヤの強盗4人組がいた。だが、警報装置を作動させてしまい盗みは失敗。後日ボスでマフィアのカルリートから盗みを失敗させた償いとして、愛人のスチュワーデスの尾行調査を命じられる。そして愛人スチュワーデスのフライト先、カナダにやってきた。彼女の様子を窺うため、彼女の部屋に忍び込むと、暗闇の中いきなりリノと名乗る見知らぬ男から、パタゴニアのアドベンチャーレースに参加し、途中で事故に見せかけて彼女を殺して欲しいと依頼される。報酬は400万ドル! この依頼主が話す相手を勘違いしていると知りながらも、金に目が眩んだ4人は引き受けてしまう。こうして、雇われ強盗4人組はレオノールとともに世界一苛酷な「人間版パリダカ」と呼ばれるアドベンチャーレースに参加するハメになった。間違いに気づいた依頼主リノが本物の殺し屋軍団を行く先々に送り込み、チームは一転してサバイバルレースに突入。スカイダイビング、カヌー、スノートレッキング等を駆使し、大自然の驚異と殺し屋の追撃を乗り越え、果たしてレオノールはレースを無事終えられるのだろうか。4人組の運命は?
公開日
2003年9月27日(土)
監督
ジャメル・ベンサラ
脚本
ジル・ロラン ジャメル・ベンサラ
撮影
パスカル・ジュネッソー
音楽
バリー・アダムソン
出演
エレーヌ・ドゥ・フジュロール ロシュディ・ゼム ジュリアン・クルベイ ロラン・ドイチェ アトメン・ケリフ ジョジアーヌ・バラスコ ジェラール・ジュニョ
製作年
2001
製作国
原題
LE RAID
上映時間
94
INTRODUCTION
世界で最も過酷なスポーツと言われる、”アドベンチャーレース”。それは、厳しい大自然を相手に、スカイダイビング、カヌー、トレッキングなどを組み合わせて競う「人間版パリダカ」とも表現されるレースだ。本作は映画史上初めてこのアドベンチャーレースをテーマにした作品。雇われ強盗4人組が、ふとしたことから暗殺の依頼を引き受け過酷なアドベンチャーレースに挑むことになる。しかし、参入してきた本物の殺し屋軍団と大自然の驚異を前に、ストーリーは二転三転し思いもよらぬ方向へと進んでいく。パリ、カナダ、そして南米パタゴニアと世界を股にかけた壮大なサバイバル・レースが繰り広げられていくのだ。見どころは、大自然を舞台にした大迫力アクション。スカイダイビングに雪山でのチェイスシーン、破損した吊橋からの脱却シーン、そしてヘリコプターの大爆発!次から次へと訪れる難関の連続。息つく暇もないほどだ。監督は、弱冠26歳のジャメル・ベンサラ。本作が2本目の長編作にあたる。製作は『ジャンヌ・ダルク』(99)、『フィフス・エレメント』(97)、『レオン』(94)、『二キータ』(90)のパトリス・ルドゥー。美術担当は仏映画界の大御所で、『クリムゾン・リバー』(00)、『ショコラ』(88)、そしてリュック・ベッソンのデビュー作『最後の戦い』(83)を手掛けたティエリー・フラマン。そして主役のレオノールを演じるのは『青い夢の女』(00)のエレーヌ・ドゥ・フジュロール。監督としても活躍しフランス演劇界の顔、『パティニョールおじさん』(02)のジェラール・ジュニョーが悪役で出演しているのも見逃せない。
STORY
パリ18区。ある邸宅に深夜盗みに入るサミィ、カデール、タッキーニ、ヤヤの強盗4人組がいた。だが、警報装置を作動させてしまい盗みは失敗。後日ボスでマフィアのカルリートから盗みを失敗させた償いとして、愛人のスチュワーデスの尾行調査を命じられる。そして愛人スチュワーデスのフライト先、カナダにやってきた。彼女の様子を窺うため、彼女の部屋に忍び込むと、暗闇の中いきなりリノと名乗る見知らぬ男から、パタゴニアのアドベンチャーレースに参加し、途中で事故に見せかけて彼女を殺して欲しいと依頼される。報酬は400万ドル!この依頼主が話す相手を勘違いしていると知りながらも、金に目が眩んだ4人は引き受けてしまう。こうして、雇われ強盗4人組はレオノールとともに世界一苛酷な「人間版パリダカ」と呼ばれるアドベンチャーレースに参加するハメになった。間違いに気づいた依頼主リノが本物の殺し屋軍団を行く先々に送り込み、チームは一転してサバイバルレースに突入。スカイダイビング、カヌー、スノートレッキング等を駆使し、大自然の驚異と殺し屋の追撃を乗り越え、果たしてレオノールはレースを無事終えられるのだろうか。4人組の運命は?
CASTING
●エレーヌ・ドゥ・フジュロール(レオノール) 1973年2月25日生まれ。フランス・ヴァンヌ出身。18才の時、“Le Mari de Leon”でスクリーンデビュー。2001年、ロミー・シュナイダー賞を受賞。主な出演作は、『カンヌ映画祭殺人事件』(93)、『ジャンヌ・ダルク』(93)、『ザ・ビーチ』(99)、『青い夢の女』(00)、『恋ごころ』(01)など。 ●ロシュディ・ゼム(サミィ) 1965年9月27日生まれ。フランス・ジュネヴィリエ出身。パリの舞台でデビュー。パトリス・シェロー、レティシア・マッソン、アンドレ・テシネ等の監督作品に出演。主な出演作に、『アリスの出発(たびだち)』(95)、『愛する者よ、列車に乗れ』(98)、『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』(01)など。 ●ジュリアン・クルベイ(カデール) 91年にジョルジュ・ロートネル監督の“Triplex”でスクリーンデビューを果たす。出演作に『男と女、嘘つきな関係』(96)、『フューチャー・ゲーム』(01)など。 ●ロラン・ドイチェ(タッキーニ) 1975年10月27日生まれ。ハンガリー・ブダペスト出身。テレビ界では脇役中心に活躍し、着実にキャリアを積み上げてきた。2000年製作の“Jet Set”で大役のチャンスを掴み、コメディ界に欠かせない中心人物となる。その他出演作に『パリの確率』(99)など。 ●アトメン・ケリフ(ヤヤ) 90年代初期にコント集団Les Deschiensの一員として芸能界デビュー。以後テレビ、映画と活躍の場を広げる。出演作に『ミシェル』(01)など。 ●ジョジアーヌ・バラスコ(マダム・ジョー) 1951年4月15日生まれ。フランス・パリ出身。演出・脚本・監督・出演をこなす。出演作に、『テナント/恐怖を借りた男』(76)、『イザベル・アジャーニ/抱きしめたい』(81)、『海辺のホテルにて』(81)、『美しすぎて』(89)、『他人のそら似』(94)、『アルレット』(97)、『ディディエ』(97)など。 ●ジェラール・ジュニョー(カルリート) 1951年5月4日生まれ。フランス・パリ出身。セザール賞最優秀男優賞と助演男優賞のノミネート多数。代表作に『レ・ブロンゼ/スキーに行く』(79)、『サンタクロースはゲス野郎』(82)、『タンデム』(87)、『他人のそら似』(94)、監督作に『パリの天使たち』(91)、『バティニョールおじさん』(02)。
配給会社
20世紀フォックス映画

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