シェフと素顔と、おいしい時間

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パリ、シャルル・ド・ゴール空港。メキシコ行きの航空券を求めてカウンターに並ぶローズ。美しく髪を結い上げ、完壁なメイクと派手なファッションに身を包む彼女は、トップ・メイキャップ・アーティストだ。彼女は、暴力的な恋人セルジオから遠ざかるため、アカプルコのホテルに仕事を見つけた。そしてメキシコ行きを決めたのだ。ストで飛行機が飛ばないことを知ったローズは愕然。一方、アメリカからミュンヘンに向かう飛行機に乗っていたフランス人のフェリックスは、悪天候のため、シャルル・ド・ゴール空港で足止めに。かつて有名シェフで今は冷凍食品の会社経営をする彼は、携帯電話で仕事の指示を出していた。そこに「電話をお借りしても?」と声を掛けてきた女性がローズだった。ストさえなければ予定通りメキシコに飛び立っていたはずなのに、彼女を追ってセルジオが来たら大変だ。ローズは用件を済ませて電話をフェリックスに返したのも束の間、今度は番号を知ったローズのママからフェリックスの携帯に電話が掛かってくる。そこにフェリックスが別れた彼女ナディアからも電話がかかってくる。どうやらナディアは自分を傷つけたフェリックスに会いたくないらしい。そんな中、セルジオが空港の二人の前に姿を現した。セルジオの横暴ぶりにさすがに見て見ぬ振りを出来ないフェリックスは、彼からローズを引き離すのに一役買うことになった。二人の飛行機はいっこうに飛び立たない。空港のベンチで横たわろうとするローズを見かねたフェリックスは自分のホテルがツインである事を告げる。部屋に入った二人は、そこでお互いのことを語り合う。そして、ホテルの真夜中の厨房で、かつての有名シェフ、フェリックスは腕をふるう。ここで二人だけのディナーがはじまった。
公開日
2003年8月30日(土)
監督
ダニエル・トンプソン
脚本
ダニエル・トンプソン クリストファー・トンプソン
撮影
パトリック・プロシェ
音楽
エリック・セラ
出演
ジュリエット・ビノシュ ジャン・レノ セルジ・ロペス スカリ・デルペイラ カリーヌ・ベリー ラウール・ビレリー
製作年
2002
製作国
仏=英
原題
DECALAGE HORAIRE
上映時間
91
INTRODUCTION
フランスを代表する俳優、ジュリエット・ビノシュとジャン・レノ。実は驚くことに、この二人はいまだ共演したことがなかったという。フランス映画の名作に必ずと言っていいほど、名を連ねる二人が。本作「シェフと素顔と、おいしい時間」で初共演し、本国フランスで大ヒット。いよいよ日本にて公開される。恋人から逃げる女と、恋人を追いかける男が出会った物語。女はアカプルコへ向かうトップ・メイキャップ・アーティストのローズ。男はアメリカで食品会社を経営しているかつての有名シェフのフェリックス。ローズには「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したほか、「ショコラ」でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた実力派女優ジュリエット・ビノシュが演じる。一方、フェリックスには「レオン」、「ミッション:インポッシブル」、「GODZILLA/ゴジラ」などの超大作に主演し、全世界に活躍の場を広げているジャン・レノだ。フランス映画界を代表する国際的俳優が夢の初共演を果たし、大人の恋を演じるというスーパーストーリー。ローズの恋人、セルジオを演じたのは「ハリー、見知らぬ友人」、「ニノの空」で強烈な個性を発揮したセルジ・ロペス。監督は「王妃マルゴ」、「ラ・ブーム」などの脚本家で、「ブッシュ・ド・ノエル」で監督デビューを果たした女性監督ダニエル・トンプソン。本作では息子のクリストファー・トンプソンと共同で脚本を書いている。大人の恋をドラマチックに盛り上げる音楽は、「グラン・ブルー」、「レオン」のエリック・セラが担当している。
STORY
パリ、シャルル・ド・ゴール空港。メキシコ行きの航空券を求めてカウンターに並ぶローズ。美しく髪を結い上げ、完壁なメイクと派手なファッションに身を包む彼女は、トップ・メイキャップ・アーティストだ。彼女は、暴力的な恋人セルジオから遠ざかるため、アカプルコのホテルに仕事を見つけた。そしてメキシコ行きを決めたのだ。ストで飛行機が飛ばないことを知ったローズは愕然。一方、アメリカからミュンヘンに向かう飛行機に乗っていたフランス人のフェリックスは、悪天候のため、シャルル・ド・ゴール空港で足止めに。かつて有名シェフで今は冷凍食品の会社経営をする彼は、携帯電話で仕事の指示を出していた。そこに「電話をお借りしても?」と声を掛けてきた女性がローズだった。ストさえなければ予定通りメキシコに飛び立っていたはずなのに、彼女を追ってセルジオが来たら大変だ。ローズは用件を済ませて電話をフェリックスに返したのも束の間、今度は番号を知ったローズのママからフェリックスの携帯に電話が掛かってくる。そこにフェリックスが別れた彼女ナディアからも電話がかかってくる。どうやらナディアは自分を傷つけたフェリックスに会いたくないらしい。そんな中、セルジオが空港の二人の前に姿を現した。セルジオの横暴ぶりにさすがに見て見ぬ振りを出来ないフェリックスは、彼からローズを引き離すのに一役買うことになった。二人の飛行機はいっこうに飛び立たない。空港のベンチで横たわろうとするローズを見かねたフェリックスは自分のホテルがツインである事を告げる。部屋に入った二人は、そこでお互いのことを語り合う。そして、ホテルの真夜中の厨房で、かつての有名シェフ、フェリックスは腕をふるう。ここで二人だけのディナーがはじまった。
CASTING
●ジュリエット・ビノシュ(ローズ) 1985年、ジャン・リュック・ゴダールの「ゴダールのマリア」でデビュー。22才の時、ダニエル・デイ・ルイスと共演した「存在の耐えられない軽さ」(88)で各国の映画批評家から注目を集める。93年、「トリコロール/青の愛」でヴェネチア映画祭主演女優賞とセザール賞主演女優賞を受賞。97年、「イングリッシュ・ページェント」でナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞、ベルリン映画祭主演女優賞、アカデミー賞助演女優賞を受賞。主な出演作は、「ボンヌフの恋人」(91)、「嵐が丘」(91)、「ダメージ」(92)、「プロヴァンスの恋」(95)、「溺れゆく女」(98)、「年下のひと」(99)、「ショコラ」(01)(アカデミー賞主演女優賞ノミネート)など。 ●ジャン・レノ(フェリックス) 1948年7月30日生まれ、モロッコ出身。17才でフランスに移住し、演劇を学ぶ。81年、当時助監督だったリュック・ベッソンと知り合う。コンビ1作目は「L'Avant Dernier 」(81)。以降、ベッソン監督の「最後の戦い」(83)、「サブウェイ」(85)、「グレート・ブルー」(87)、「ニキータ」(89)、「レオン」(94)に出演している。その他主な出演作は、「真夜中のミラージュ」(84)、「おかしなおかしな訪問者」(93)、「フレンチ・キス」(95)、「ミッション・インポッシブル」(96)、「ビジター」(97)、「GODZILLA」(98)、「RONIN」(98)、「マイ・ラブリー・フィアンセ」(01)など。
配給会社
角川ヘラルド映画

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