ピノッキオ

しゃべったり、笑ったりする不思議な木を手に入れたジュセッペじいさんは、その木であやつり人形をつくる。ピノッキオと名づけられた人形は、街へ飛び出し、いたずらを重ね、街を大混乱に陥れる。 ピノッキオに勉強させようと、おじいさんは教科書を買い与えるが、ピノッキオはそれを売ってお金を手に入れ街へでかける。悪者の狐と猫が現れ、そのお金を奪おうとしてピノッキオを淋しい原っぱへ誘い出す。逃げ出したピノッキオは、森の中で妖精に出会いこれまでの行いを反省し、家へ帰ろうとするが、また狐と猫が現れて、とうとうお金を全部盗られてしまう。再び妖精に会いに森へ来たオイノッキオだったが、そこにはお墓がたっているだけだ った。 嘆き悲しむピノッキオに悪友が現れて、遊んで暮らせるおもちゃの国へ行こうと誘われ、ついていってしまう。ところがそこは、訪れたものをロバに変えて売り飛ばしてしまう悪い魔法使いの国で、ピノッキオは、とうとうロバにされてしまう。海辺の町に売られたピノッキオはそこで、死んだと思っていた、あの妖精と再会。 もとの姿にもどれるが、ジュセッペじいさんが、ピノッキオのことを心配して探しており、海に出たところを大きな魚に飲み込まれたと知る。助けに行こうと海へ飛び込むピノッキオ。しかし、彼もおなじように魚に飲み込まれてしまう。ところがなんと、そのお腹の中で、ピノッキオは懐かしいジュセッペじいさんと再会する。
公開日
2003年3月21日(金)
監督
ロベルト・ベニーニ
脚本
ロベルト・ベニーニ ヴィンセンツォ・チェラミ
撮影
ダンテ・スピノッティ
音楽
ニコラ・ピオヴァーニ
出演
ロベルト・ベニーニ ニコレッタ・ブラスキ カルロ・ジュフレ ミーノ・ベッレイ ペッペ・バーラ キム・ロッシ・スチュアート フランコ・イァヴァローネ マックス・カヴァラリ ブルーノ・アレーナ コルラード・バニ ルイス・モルテ
製作年
2002
製作国
原題
PINOCCHIO
上映時間
111
INTRODUCTION
2002年10月11日、イタリア全土は暖かい感動に満ち溢れた。その映画は、1000館にも及ぶイタリア映画史上最多数の映画館で公開され、瞬く間に「ハリー・ポッターと賢者の石」を抜き、あの「ロード・オブ・ザ・リング」の保持する“イタリア興行収入・最高記録”を樹立したのである。 さらに、その映画の総製作費は4500万ドル(54億円)というイタリア映画として過去最大規模の製作費が投じられた、今までにない作品だ。そんな夢のような超大作、タイトルは「ピノッキオ」、待ちに待ったロベルト・ベニーニの最新作がとうとう日本にやって来る。 「ピノッキオ」といえば、イタリア・フィレンツェ生まれの作家カルロ・コッローディによって書かれ、全世界250ヶ国で翻訳された人気童話であることは、いまさら言うまでもない。イタリアの巨匠と呼ばれた故フェデリコ・フェリーニが、映画化を望していたことは、周知の事実であるが、じつは、その時主役に考えていたのが、ほかならないロベルト・ベニーニだった。 その夢は惜しくも実現されなかったが、フェリーニの死後10年を経て、ベニーニがその遺志を継ぐかたちでとうとう実現してみせたことになる。ローマにある巨大スタジオに1年がかりで作り上げられた、ピノッキオの世界は、原作に書かれている“どこにも存在しないような場所”をものの見事に現出させている。 さらに、イタリア的感性を重んじ、オールキャストをイタリア人で固めた作品へのこだわりが、大人も子供も同時に楽しめる、夢の世界を提供してくれることとなった。
STORY
しゃべったり、笑ったりする不思議な木を手に入れたジュセッペじいさんは、その木であやつり人形をつくる。ピノッキオと名づけられた人形は、街へ飛び出し、いたずらを重ね、街を大混乱に陥れる。 ピノッキオに勉強させようと、おじいさんは教科書を買い与えるが、ピノッキオはそれを売ってお金を手に入れ街へでかける。 悪者の狐と猫が現れ、そのお金を奪おうとしてピノッキオを淋しい原っぱへ誘い出す。逃げ出したピノッキオは、森の中で妖精に出会いこれまでの行いを反省し、家へ帰ろうとするが、また狐と猫が現れて、とうとうお金を全部盗られてしまう。再び妖精に会いに森へ来たオイノッキオだったが、そこにはお墓がたっているだけだ った。 嘆き悲しむピノッキオに悪友が現れて、遊んで暮らせるおもちゃの国へ行こうと誘われ、ついていってしまう。ところがそこは、訪れたものをロバに変えて売り飛ばしてしまう悪い魔法使いの国で、ピノッキオは、とうとうロバにされてしまう。海辺の町に売られたピノッキオはそこで、死んだと思っていた、あの妖精と再会。 もとの姿にもどれるが、ジュセッペじいさんが、ピノッキオのことを心配して探しており、海に出たところを大きな魚に飲み込まれたと知る。助けに行こうと海へ飛び込むピノッキオ。しかし、彼もおなじように魚に飲み込まれてしまう。ところがなんと、そのお腹の中で、ピノッキオは懐かしいジュセッペじいさんと再会で きた・・・。
CASTING
●監督・脚本・主演:ロベルト・ベニーニ 1952年イタリア・トスカーナ生まれ、50歳。貧しい農家で育ち、少年時よりサーカスでマジシャンのアルバイトをするなどして働く。20歳でローマに出て、舞台の仕事につくようになる。ベルナルド・ベルトルッチ、フェデリコ・フェリーニ、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュなどの映画監督の作品に出演するかたわら、脚本も書き始める。 97年に自ら製作した「ライフ・イズ・ビューティフル」でアカデミー賞主演男優、外国語映画、音楽の3部門で受賞。 ●製作・出演:ニコレッタ・ブラスキ ベニーニの初監督作品でスクリーンデビュー、その後も引き続きベニーニ作品へ出演。 今作で初めてプロデューサー進出。実生活ではベニーニのベストパートナー。本作では、ピノッキオが心を入れ替えるきっかけとなる、妖精を演じている。 ●カルロ・ジュフレ ジュゼッペじいさんを演じる。今年75歳のだいベテラン。40年代より多数の出演歴をもっている。
配給会社
アスミック・エース

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