ホワイト・オランダー

愛人を殺害し、終身刑を宣告された母。その母を一途に信じてしたう娘。 ちょっといびつな状況のもとで展開していく、母と娘の交流を描いて、親子、家庭、教育など色々と考えさせられることの多い作品である。 とはいえ、理屈をこねまわすような内容ではなく、エンタテインメントとしての味つけもしっかり整っており、主人公の少女に、かなり突っ込んだ感情移入ができる。母と子の間に生まれる愛情は、ともすれば極端にはしることがある。ここでは、むしろその極端さのゆえに、娘は確固とした自我を育てていこうとする。その境遇に同情するとともに、励ましてあげたくもなる。 タイトルのオランダーとは、夾竹桃のことで、きれいな花を持ちながら、同時に強い毒性も持っているという。

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