渇望

歯科助教授の夫と結婚してわずかのバレリーナ、ルートは、列車でのバカンス旅行に出る。まだうら若い二人だが、その様子はすっかり倦怠に包まれている。妻は足を痛め、以前のようにもう踊れないのを嘆いており、深酒をする夫はそんな妻との衝突に疲れて趣味の古コインをただ眺める……。 ルートはつらい初恋の想い出に涙ぐむ。妻子ある男との不倫で妊娠した彼女は堕胎し、それが原因で子供を産めない身体になったと思っていた。夫の昔の恋人ヴィオラの存在も気になった。手術ミスで脳膜炎を患ったヴィオラはその夫を亡くしたショックも手伝って精神に変調をきたしていたが、それをことさらあげつらう分析医の訊問から逃れたところをルートの夫に救われたのだった。帰路の列車、ルートはバレエ学校時代の旧友バルボルイを回想する。その精神的な絆の確かさを。しかし、大戦以降、彼女の行方も知れず、今やどうしていることか。そのバルボルイはヴィオラの初等学校での同級生だった。町でヴィオラを見かけ、バルボルイは自室に誘う。が、そこでバルボルイは露骨に同性愛的要求をする。動転したヴィオラはそのまま港まで走って身投げしてしまった……。
公開日
1992年10月10日(土)
監督
イングマール・ベルイマン
脚本
ヘルヴェット・グレヴェーニウス
撮影
グンナール・フィッシャー
音楽
エリック・ノードグレーン
出演
エーヴァ・ヘニング ビルイェル・マルムステーン
製作年
1949
製作国
スウェーデン
原題
TORST
上映時間
83
配給会社
アルバトロス・フィルム

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