英雄の条件

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イエメンのアメリカ大使館が暴徒に包囲されたため、大使救出に海兵隊が派遣された。救出は成功したものの、暴徒の激しい攻撃に派遣小隊は窮地におちいる。やむなく群集に対しての銃撃命令を出した隊長だったが…。一般市民83名を巻添えにしたこの攻撃命令ははたして正しかったのだろうか。命令を出した隊長は、大使救出の英雄か、それとも卑劣な殺人者か、いま軍事法廷はアメリカの威信をかけた緊張とともに開かれようとしていた。 原題はRules of Engagement(交戦規定)、武器を持たない一般市民への攻撃を禁じる決まりが軍隊にはあるが、このときの群集の中には武器を持ったテロリストが多数まじっていて、命令は正当だったとする隊長の主張が裁かれることになる。はたして事実はどうだったのか。弁護に立つのは、ともにベトナムで戦い、今は引退しているかつての戦友。友の無実を信じる彼はイエメンの現場まで出かけ調査を始めるが、知らされる事実は被告に不利な証言ばかりだった。圧倒的に不利な状況下でいよいよ裁判が始る。人間の尊厳とは、極限状況下における真のリーダーシップとは、そして正義とはなにか。

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