別れぬ理由

(C)東映
大手病院で整形外科医長を勤める修平は42歳の男盛り。修平には葉子という人妻の愛人がいた。38歳ながら美しい妻・房子に対する後ろめたさはあったが、葉子との関係は生活の一部でしかなかった。 ある夜偶然若い男からの電話を受けた修平は、妻に疑念を抱く。房子が帰宅したのは深夜近く。少し酒も入りとても楽しそうであった。その日以来心中穏やかでない修平は、ついに決定的な事実を目撃してしまう。房子が深夜、若い男に車で送られてきたのだ。別れ際にその男を見上げた房子の顔はハッとするほど美しかった。

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