座頭市物語

(C)KADOKAWA 1962
その腕を見込まれ、座頭市は、下総は飯岡の助五郎一家に草鞋を脱いだ。近くの溜池に鮒釣りに出かけた市は、そこで平手造酒という浪人に出会う。平手は助五郎と敵対する笹川の緊蔵一家の食客だった。盲目にもかかわらず、微かな呼吸の乱れから自身の労咳の病を市に言い当てられ、平手は驚く。互いの剣の腕に興味を抱きつつ、二人の間には静かな友情が芽生えるが、しかしその先には宿命の対決が待っていた―。

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