銀座二十四帖

(C)1955 日活
京極和歌子は、幼い頃遠い奉天の地で、今ではただ“五郎”としか記憶がない放浪画家に「少女像」を描いてもらい、その絵には必ずGMとだけサインがあった。“五郎”との再会を夢見る彼女は、その絵を銀座の画廊に持ちこむ。まもなく桃山豪という男が名乗り出たが、やがて第二の男が現われ桃山はニセであることがわかる。第二の男はプロ野球のスカウト三ツ星五郎であるが、彼も怪しかった。一方、銀座の顔役で花屋の三室戸完こと通称コニイは、この事件の最初から和歌子に異常な関心を示していた。彼女は夫の克巳がヒロポン密造に関係しているのを嫌って、一人娘珠代を大磯の自宅に残したまま別居していたが、そこへ突然大阪から姪の仲町雪乃が上京して来た。ある日、コニイはポン中の子分のジープを、バー「キャロル」から連れ出そうとしたが、連中と大乱闘を演じ留置場へ放りこまれる。その中でバーのマスターからGMという名は三室戸五郎のことで、大陸からの引揚者で年は四十才前後ということを聞き驚く。三室戸五郎とはコニイの実兄だった。

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