今日のいのち

(C)1957 日活
南方理子は、父の跡を継いで医者になるため勉強に励んでいた。そんな彼女に、戦災で失くした青山の病院を再建してやるから、と青年医師で京都に住む吉成朝巳が結婚を申込んで来ていた。だが、朝巳の弟で今は東京に養子で来ている岳二は、一途に理子を慕っていた。岳二は理子よりも年下だったが、幼い頃から仲が良かった。理子が朝巳との結婚を承諾したことを聞くと、絶望のあまり日頃彼が愛していた琵琶湖畔の小舎に姿をかくしてしまった。

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