遥かなる我が子

1944年大晦日の夜、空襲管制下のロンドンで、婦人防空監視員ジョディ・ノリスは、焼け落ちた教会でデシャム卿を救った。卿の話によると、彼が第一次世界大戦に出征中妻子が流感で死亡して以来、彼はさびしい隠とん生活を続けていたのだった。卿は彼女の身の上をも聞きたがったが、彼女は拒んだ。2人は晩さんを共にする約束をしたが、彼女と同郷の陸軍将校が現われグレゴリイ・ビアスンという飛行中尉がロンドンに来るという報をもたらすと、ジョディはそのまま姿を消した。

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