陽炎座

1926年、東京。新派の劇作家である松崎は落とした付け文が縁で品子と出会う。その後も偶然2度出会い、一夜を共にする。やがて松崎は品子の「金沢で待つ」という手紙に誘い出されるが、品子は手紙を出した憶えはないという。品子との心中を強要され、逃げ出した松崎は奇妙な芝居小屋・陽炎座に辿りつく。