悪魔の街

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銀行を襲い殺人強盗を犯した暴力団の首領大庭は、戸川巡査の殊勲で逮捕されたが護送中に脱走し、中国人ボス王の邸に身を潜めた。富永捜査係長は急拠、部下の久保、佐々木刑事らを動員、大庭の捜索に努めた。一方大庭の配下早崎は競馬場で本命馬の騎手萩原を買収し、八百長レースで巨利を得ようとしていたが、萩原は彼と関係のある大庭の情婦房江に貢ぐため、顔役遠山の買収でレース当日、早崎を裏切った。大金を握って香港へ飛ぼうという計画の失敗した大庭は、王の提案で競馬場への銀行の現金輸送車襲撃を決意し、綿密な計画を立てて配下に指示を与えたが…。

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