セブンガールズ

(C)セブンガールズ映画化実行委員会/劇団前方公演墳
2018年9月29日(土)公開
アメリカ軍の支配下にあった終戦直後、希望と尊厳を奪われたドン底の東京に、わずかな命を生きた娼婦達がいた。家族の命を奪ったアメリカ軍人を相手に体を売る彼女達を人は蔑み、パンパンガールと呼ぶ。 戦地に男たちを取られ、配給も滞り今日食べる物さえ手に入らない。戦災孤児や戦争未亡人、行く当てのない女たちは寄り添い、力強く生きていく。そのパンパン宿にも8人の娼婦が助け合いながら生きていた。どんなにつらくても、どんなに落ち込んだ日も、彼女たちは歌った。いつかやってくるはずの、明日を信じて。とっくに捨てた幸せ、あるはずのない愛、取り巻く男達の野心に翻弄されながらも、手を取り懸命に生きようと彼女達の歌、「セブンガールズ」が、瓦礫の街に今日も聞こえる。

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