どんなにつらい出来事があろうとも、過去は変えることができる‥『光をみつけるヴァイオリニスト 穴澤雄介からのメッセージ』上映決定!

(C) 2022 FUJIYAMACOM
3月17日(金)

子供の頃に3度の心臓手術を受けたことで、次第に中途失明となった穴澤雄介。たくさんのコンプレックスを乗り越えて、選んだ人生はヴァイオリニスト。演奏だけでなく作曲、編曲も手がけながらライブ活動を行っている。指で触る点字の楽譜。全てのメロディを覚えなければ弾けないハンデ。
明るく前向きな人柄を生かして、講演やYouTubeなどでも活躍する全盲のヴァイオリニスト穴澤が綴る音楽と人生の感動ドキュメンタリー!
小柄な身体を生かして大きな力士と渡り合ってきた元大相撲力士の舞の海秀平との語らいで、「目の前にある困難をいかに乗り越えていくか」を考える。光を失ったことで人並みはずれた想像力と記憶力が育まれた穴澤が続けて語る言葉は‥「命にかかわるから」。見えない人たちにとってこの社会が、いかに危険に満ちた場所であるかということを思い出させていく。東京・北京オリンピック・パラリンピックのNHK ユニバーサル放送でスポーツ好き障がい者としてコメンテーターをつとめ、True Colors Festival(超ダイバーシティフェスティバル/事務局:日本財団)にゲスト出演するなど、注目の全盲のヴァイオリニスト穴澤雄介。底抜けの明るさと「心と手がつながった演奏」と評される美しい自作曲の数々。まさに、ダイバー シティ(多様性)とWithコロナの時代を迎えたわたしたちに、未来を生きるメッセージを発し続けている。

◆穴澤雄介
2021年9月のコロナ禍中のこと。ライブの記録映像をお願いした永田陽介監督から私自身のドキュメンタリー映画製作の話が持ち上がりました。ほどなく撮影がスタートし、日頃知り合える方とは異なる映像スタッフの皆さんとの楽しいひとときも忘れがたいのですが、スポーツ好き障害者(コメンテータ)でもある私にとって大きな出来事は、なんといっても舞の海秀平さんとの出会いでした。当初ナレーションのみの予定でしたが、「スタジオ録音では私は会えないじゃないか!」と気づき、監督に無理やり対談の場面の追加をお願いしました。もともと大フアンではありましたが、この映画で投げかけているメッセージを、つまり私が普段講演でお伝えしている考えを、土俵の上ですでに成し遂げていらっしゃって尊敬している方なので、どうしても直接お会いしたかったのです(全編対談だけでいいと思ったくらい)。講演に呼ばれるひととか、映画になるひととかって、もっと偉いひとだと思っていました。でもイモムシの私が舞の海さんと親しくお話できちゃったのですよ!! 皆さんもお楽しみくださいね!

◆永田陽介監督
人によっては起こってしまった過去の出来事が足かせになって、新しい一歩を踏み出せないかもしれない。人によっては未来に不安ばかりを感じてしまうかもしれな い。そんな時、穴澤雄介さんは言います。「過去は変えられるんだから、失敗を恐れる必要はないですよ」と。この映画の中で繰り返し語られる「人生のヒント」の様なもの。 穴澤さんの経験や実践の話に耳を傾けるとき、未来 を創るコツが見つかるかもしれません。それはきっと力強い光を放っていると想うのです。音楽の合間に彼の人柄が伝わるような映像を挿入してみたい、という思いが大きくなり、今回、初の劇場用ドキュメンタリーが生まれました。

『光をみつけるヴァイオリニスト 穴澤雄介からのメッセージ』予告編

5月30日(火)より東京都写真美術館ホール他全国順次公開

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作品紹介

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