推理小説家の巨匠レイモンド・チャンドラーが生み出した “私立探偵フィリップ・マーロウ”をハリウッドの名優リーアム・ニーソンが演じた「Marlowe 」が、『探偵マーロウ』の邦題で6月16日(金)に全国公開が決定した。

本日公開の『ブラックライト』では敏腕フィクサー、5/12公開の『MEMORY メモリー』では余命わずかの殺し屋と、アクションスターとしての主演作が続くリーアムも御年70歳。出演100作記念となる『探偵マーロウ』では、人生の酸いも甘いも経験したからこそ滲み出る佇まいで、名優リーアム・ニーソンの新境地を魅せる!
原作はブッカー賞受賞作家ジョン・バンヴィルが、ミステリ小説を手がける際の“ベンジャミン・ブラック”名義で著した「黒い瞳のブロンド」(小鷹信光訳/早川書房刊)。村上春樹の新訳が話題を呼んだチャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として本家の公認を受けている。メガホンをとったのは『クライング・ゲーム』(1992)でアカデミー賞脚本賞を受賞したニール・ジョーダン。共にアイルランド出身であるリーアムとのタッグは4度目、たしかな信頼関係のもと“リーアム・ニーソンのフィリップ・マーロウ”を見事に演出した。共演には『女は2度決断する』(2017)でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞に輝いたダイアン・クルーガー、アカデミー賞・エミー賞・トニー賞すべてを受賞=通称“演技の三冠”を達成しているジェシカ・ラングなど、実力派女優陣が華を添える。
舞台は1939年、ロサンゼルス。私立探偵フィリップ・マーロウのもとに現れたのは、見るからに裕福そうなブロンドの美女。「突然姿を消したかつての愛人を探してほしい」――依頼を引き受けたマーロウだったが、捜査を進めるにつれ映画産業が急成長する“ハリウッドの闇”に飲み込まれ・・・予測不能な展開の連続、探偵マーロウが辿り着く真相や如何に!?
6月16日(金)、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー