『いちばん逢いたいひと』ドナーとなった“もう一人の主人公”を演じた崔哲浩の公式インタビューが解禁!

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2月18日(土)

倉野尾成美(AKB48 チーム4のキャプテン)映画初主演で、白血病を克服した少女と、そのドナーになった男の数奇な運命を、実話を元に描いた奇跡の感動作『いちばん逢いたいひと』より、ドナーとなった“もう一人の主人公”・柳井役を演じた崔哲浩のオフィシャルインタビューが到着した。

10年ほど前、自身の娘が白血病になり、家族で乗り越えた経験を持つプロデューサーの堀ともこが、競泳の池江璃花子選手が白血病を乗り越え、東京オリンピックに出場したのを機に、「白血病と骨髄移植」、「ドナー登録」について理解を深めて欲しいと、少女が白血病になった二つの家族の物語が交差するドラマチックなエンターテインメント映画を企画。その想いに賛同した老若男女のキャストが集結した。


白血病を乗り越え、初めて一人旅に出る大人になった楓役でAKB48のチーム4のキャプテンである倉野尾成美、白血病になった娘に寄り添う母・佳澄役で高島礼子、白血病で娘を亡くしたことで、自らドナー登録する柳井役に『北風アウトサイダー』で監督デビューも飾った崔哲浩、その田舎の母・祥子役で中村玉緒が出演。子供時代の楓役の田中千空、同室の白血病患者・与志役の海津陽など、子役の熱演も引き出したのは、脚本と康介役も担当し、本作が映画監督2本目となる丈。

ご自身の娘さんが白血病になってドナーに助けられ、ご自身もドナー登録して骨髄を提供したという堀プロデューサーや丈監督からはどのような話がありましたか?
プロデューサーからは、柳井がこの映画の全てで、感じるがままに演じてほしいと言われました。娘さんの髪がない闘病中の写真も全部借りましたし、白血病の知識がなかったもので、どれくらい大変なのか、親族がどれだけ協力しないといけないのかありとあらゆる資料を見せてくれました。イン前に、本編の中で説明されていない部分をいかに埋めるかという作業をしました。
監督とは初めてご一緒したんですが、普通の映画監督って、役者ではないけれど、丈さんは役者さんをされていることもあって、演出が的確でびっくりしました。楽しかったし、一緒に役を作ったという感じです。


奥さんが自殺未遂を起こすシーンの撮影の裏話はありますか?
役者が本来提案することじゃないんですけれど、柳井が家に帰ってきた時に、妻は娘を亡くして半狂乱だと考えて、シミーズ姿になってもらったんです。演じた町本絵里さんも純粋な女優さんで、クランクイン前に夫婦像だとかを打ち合わせができたんです。で、自殺未遂のシーンはシミーズでやったらどうかと提案して、監督もいいねとなりました。みんなで知恵を出し合って作りました。

中村玉緒さん演じるお母さんが会いに来るシーンは、お母さんが明るく振る舞っているからこそ感じるものがあるように思いましたが、演じていていかがでしたか?
そのシーンが、玉緒さんと撮影したファーストショットだったんですが、お母さんとしか思えなかったし、「これが日本の宝か、一流ってこういうことだな」と思いました。

中村玉緒さんはご一緒していかがでしたか?
役作りで、この映画の読み合わせの時も誰にも挨拶をしないようにしていたんです。玉緒さんとも会わないようにしていたら、向こうが痺れを切らして、「何やってるんじゃ、そいつは」と玉緒さんの方から来てくれて、結局撮影前に仲良くなっちゃいました。


倉野尾さんとのクライマックスでの共演はいかがでしたか?
倉野尾さんの一連のシーンを先に撮影したので、あのシーンは撮影の序盤に撮ったため、難しかったです。倉野尾さんが非常に素晴らしい才能と情熱と素直さを持っていらして、彼女とのシーンは少なかったんですけれど、楽しかったです。ちゃんと地に足がついた女優さんでした。

瀬戸内ロケはいかがでしたか?
楽しかったです。心が洗われました。

本作の見どころはどこだと思いますか?
老若男女誰が見ても面白いと思います。必ず響く何かがあると思います。生きていることは素晴らしいとわかる映画です。

読者にメッセージをお願いします。
瀬戸内の美しい景色をぜひ大きなスクリーンでご覧ください。


2月17日(金)より福山駅前シネマモードにて先行公開、
2月24日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

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作品紹介

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