『いちばん逢いたいひと』娘が白血病になった母を演じた高島礼子の公式インタビューが解禁。

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2月12日(日)

倉野尾成美(AKB48 チーム4のキャプテン)映画初主演で、白血病を克服した少女と、そのドナーになった男の数奇な運命を、実話を元に描いた奇跡の感動作『いちばん逢いたいひと』より、娘が白血病になった母親役を演じた高島礼子のインタビューが到着した。

10年ほど前、自身の娘が白血病になり、家族で乗り越えた経験を持つプロデューサーの堀ともこが、競泳の池江璃花子選手が白血病を乗り越え、東京オリンピックに出場したのを機に、「白血病と骨髄移植」、「ドナー登録」について理解を深めて欲しいと、少女が白血病になった二つの家族の物語が交差するドラマチックなエンターテインメント映画を企画。その想いに賛同した老若男女のキャストが集結した。


本作の脚本の印象はいかがでしたか?
私も母が癌で亡くなったり、父を最近亡くしたりして、介護の面においては経験もあるんですが、介護する家族側と病気になった子供の気持ちが暗すぎず、崔さん演じる柳井との対比が面白くて。普通こういう映画ってどんより暗くなっていくんですけれど、柳井は暗いのに、白血病になった笹川家の方はなぜか明るくて深いなと思いました。

笹川佳澄役を演じる上で、ご自身の娘さんが骨髄移植で助かったという堀プロデューサーの存在は参考になりましたか?
堀さんは、克服されたから、「乗り越えた」という明るさがあるんですよね。暗くする必要はなくて、嬉しい時は喜んで、悲しい時は一緒に悲しめばいいのかなと思いました。


同室の男の子はドナーが見つかったという時の同じ病室内での明暗も、見ていて辛かったですが、演じていていかがでしたか?
父の介護をしていた時に、個室にするとボケちゃうと聞いていたので、大部屋にしていたんですよ。6人部屋で退院していく人や悪くなっていく人を毎日見ていたので、わかる気がしました。一番辛いのは本人なので、部屋を変えるのもしょうがないと思いました。

楓の子供時代役の田中千空ちゃんとはご一緒していかがでしたか?
うまいですよね。芝居を楽しんでいました。監督も一生懸命演技指導をしていました。千空ちゃんは「はい、はい」と言って、気丈だな、やる気だなと思いました。子役にパワーをもらいました。


倉野尾さん演じる大きくなった楓は、一人旅に行ってしまうので、倉野尾さんとはあまりガッツリご一緒されなかったですが、どのような印象ですか?
子供時代役の千空ちゃんは、倉野尾さんによく似た子を選んだなと思いました。倉野尾さんは、気丈で強い感じと可愛い感じとハキハキと明るい感じが、楓役にピッタリだと思いました。

完成した作品を見た感想を教えてください。
脚本が、いい意味で期待を裏切ってくれて、面白かったです。

撮影時のエピソードは何かありますか?
撮影中にインタビューを受けた時に、大森さんの奥様が2〜3年前に白血病で亡くなり、不破さんのお姉さんも白血病だった、「この役をやるのは僕だな」とおっしゃっていて、だからこそ明るいリアルなお父さん、おじいさんがいたのかなと思います。私も母を30年前に癌で亡くしていますけれど、みんなそういう経験があるからこそ、その時の想いをここで表現できたらと思い、経験が活かされたお芝居をされているんだなと思います。観ている方にメッセージがある映画だと思います。

本作の見どころはどこだと思いますか?
家族の絆です。この家族だからこそあの楓がいると思うんです。

読者にメッセージをお願いします。
「あの人に感謝を伝えていないな」と思い出す映画かと思います。ぜひ映画館でご覧ください。


なお、2月25日(土)にシネ・リーブル池袋にて、本作の舞台挨拶付きの上映も決定。倉野尾成美、不破万作、崔哲浩、中村玉緒、高島礼子、丈監督が登壇する。詳細は、映画の公式SNS及び劇場の公式サイトにて後日発表となる。

2月17日(金)より福山駅前シネマモードにて先行公開、2月24日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

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