AKB48の倉野尾成美が白血病を克服した少女を演じる『いちばん逢いたいひと』予告編完成、キャストのコメントも到着!

(C)TT Global
1月21日(土)

自身の娘が白血病になり、家族で乗り越え、自身もドナー登録をして骨髄提供をした経験を持つプロデューサーの堀ともこが、「白血病と骨髄移植」、「ドナー登録」について理解を深めて欲しいと、少女が白血病になった二つの家族の物語が交差するドラマチックなエンターテインメント映画を企画。その想いに賛同した老若男女のキャストが集結し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭や広島国際映画祭で絶賛された。


2月17日(金)よりロケ地である広島県・福山駅前シネマモードにて先行公開、2月24日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開されるのを前に、予告編と、白血病を乗り越え、初めて一人旅に出る大人になった楓役で映画初主演を果たしたAKB48のチーム4のキャプテンである倉野尾成美を支えた豪華キャストのコメントが届いた。

『いちばん逢いたいひと』予告編

今回は、主治医役の三浦浩一、楓の祖父役の不破万作、瀬戸内の売店のおばさん役で『天空の城ラピュタ』パズー役などの声優としてもお馴染みの田中真弓、楓の父役の大森ヒロシ、白血病で娘を亡くしたことで、自らドナー登録する柳井役の崔哲浩(『北風アウトサイダー』監督・主演)、柳井の田舎の母・祥子役の中村玉緒、白血病になった娘に寄り添う母・佳澄役の高島礼子より、コメントが到着した。

<主治医・薬師寺勝役 三浦浩一>
この作品のプロデューサーである堀さんが体験した娘さんの骨髄移植。
それに伴うとてつもない不安と苦しみを通して、命の重み、家族の絆、人の気持ちを思いやることなど、すべてが結集してこの映画製作への情熱に変わったのだと思います。
私は主人公の楓の主治医を演じさせて頂きました。
楓の家族には、ひどく落胆させないように、でも簡単ではないけれど希望を持たせるように、自分の表情や話し方に気をつけました。
生きていることが何より素晴らしいということ。
映画『いちばん逢いたいひと』が、少しでも人々の光となりますように!!


<楓の祖父・笹川源蔵役 不破万作>
この映画の中で、病気(白血病)との闘いに疲れ切った主人公の少女が死のうとした時、それを止めたのは同じ病棟の少年だった。そして彼は必死に訴えた。「価値のない命なんて一つもないんだよ!命は親からもらった贈物なんだよ!今、生きていることにすべての意味があるんだよ!」「みんな生きたいんだよ!だから懸命に生きようとしているんだよ!」
なんとも心強いセリフだ。
自分が生まれてきた意味を問うことをしないできた人はいないと思う。ぜひこの作品をご覧に
なって、自分がいちばん逢いたいひとは誰だろう?と、考えてみるのもいいのではないでしょうか。

<瀬戸内の売店のおばさん・田畑康代役 田中真弓>
息子(現在36歳)の友人が19歳の時に急性骨髄性白血病にかかり、突然亡くなってしまいました。0歳児からの保育園、小学校、中学校と15年間同じところに通っていた、よ〜く知ってる少年だったので、ショックは大きかったです。その時はじめて白血病という病を身近に感じました。
元々ドナー登録はしていましたが、今回の映画に触れ、ドナーを見つけることが、砂場の中で一粒のダイヤを探し出すことより難しいことなのだと知りました。
私自身この映画に触れ、白血病のこと、ドナー登録のことを考えるようになりました。ご家族で、ご夫婦で、お友達と、この映画を観ていただき、色々考えるきっかけにしていただけたら幸いです!田中真弓68歳遅まきながら、この映画に参加させていただけて色々考えた次第です。ありがとうございました!


<楓の父・笹川祐樹役 大森ヒロシ>
私が幼少の頃、白血病と言えば不治の病と言われていました。飛躍的な医学の進歩で骨髄移植が可能となり、効果の高い薬も開発されましたが、やはり100%の方が治癒する訳ではなく…
『急性骨髄性白血病』
告げられた本人、家族にしか分からない衝撃、葛藤、苦悶。その治療過程で家族を亡くした私がこの作品に出会った事に不思議な縁を感じます。苦しい。でも沈鬱な毎日は送れない。希望、笑顔、明るさは持ち続けたい。本人も、家族も。
「死ぬ為に生きてるわけじゃないから」
入院してひと月足らずで逝ってしまった友人の言葉です。
この作品をご覧頂き、「生きる」を考えて頂けたら嬉しいです。

<柳井健吾役 崔哲浩>
堀プロデューサーはこの映画を作りたくて実に10年という歳月を費やされたそうで、この企画を聞いた時に心にあたたかいものを感じました。
人が人のために何かをするということは、簡単そうで非常に難しい事だと思います。
まさに奇跡的な事だと思います。ご自身の娘さんに骨髄を提供してくださったドナーさんにどれほど感謝したんだろう。
堀プロデューサーは、感謝の気持ちからご自身も骨髄バンクに登録し、骨髄を提供。これをテーマに映画を作り、1人でも多くの人に知ってほしいという思いに激しく共感しました。
映画の中で演じた柳井は、娘を亡くし、生きる希望も無くしたところ、骨髄を提供して誰かの命を救ったことを唯一の誇りとして、生きる意味を見出します。その細やかなプロセスを意識して演じました。
是非一人でも多くの人に見て欲しい作品です。劇場でお待ちしております!


<健吾の母・柳井祥子役 中村玉緒>
とにかく、最初に台本を読んで感動した事を思い出します。堀プロデューサー最愛の娘様が白血病を克服され、一つの命が、血の繋がりのない一人の命を救えるかもしれないという事実を伺いました。
ドナーが見つからず、若くして命を失う方がたくさんいらっしゃる現実を目の当たりにし、同じような辛い思いをする家族や友人が減ることを願いつつ、骨髄移植ドナーとなった健吾を支える母として、広島の田舎の“お婆婆”柳井祥子を演じさせて頂きました。
白血病と骨髄移植についての認知を広げるとともに、本作品にて、命の大切さや家族のありかたを感じて頂けたら幸いです。


<楓の母・笹川佳澄役 高島礼子>
撮影中にインタビューを受けた時に、大森さんの奥様が2〜3年前に白血病で亡くなり、不破さんのお姉さんも白血病だった、「この役をやるのは僕だな」とおっしゃっていて…だからこそ明るいリアルなお父さん、おじいさんがいたのかなと思います。私も母を30年前に癌で亡くしていますけれど、みんなそういう経験があるからこそ、その時の想いをここで表現できたらと思い、経験が活かされたお芝居をされているんだなと思います。観ている方にメッセージがある映画だと思います。


2月17日(金)より福山駅前シネマモードにて先行公開、
2月24日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

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作品紹介

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