ソ連で特殊訓練を受けた工作員4人が、 命を賭けて挑む極秘任務とは――?『崖上のスパイ』予告編と場面写真が到着!

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12月14日(水)

第94回米アカデミー賞国際長編映画賞中国代表に選ばれた巨匠チャン・イーモウ監督作『崖上(がいじょう)のスパイ』より、予告編映像と場面写真が到着した。

1934年冬の満州国ハルビンを舞台に、ソ連で特殊訓練を受けた男女4人のスパイ・チームが極秘作戦に命懸けで潜入するが、そのミッションは天敵である特務警察に察知されていた・・・。ヒッチコックの名作を彷彿とさせる列車内の攻防、ハルビン市街地や迷路のような路地での激烈なチェイス、銃撃戦といった息づまる見せ場が満載。スパイの信念と特務警察の威信をかけた騙し合いは、観客をも欺いて翻弄し、予測不能なスリルを楽しめる。『HERO』『LOVERS』などで美しい色彩に定評のあるチャン・イーモウ監督は、雪と闇に彩られた鮮烈な世界観を構築。そして、『あの子を探して』『初恋のきた道』などで見せた心に染みる温かいヒューマニズムも吹き込まれ、多彩なジャンルに精通する巨匠の美学と技巧があらゆる細部にまで宿った。


予告編映像では、暗号のような文字が記された紙で焼き消される謎めいたシーンで幕を開け、豪雪の森林地帯にパラシュートで降下した女が登場する。特務警察に寝返った裏切者の諜報員が、ソ連から4人のスパイが満州国ハルビンに潜入したことを密告。彼らは、男女4人のスパイ・チーム。降下、射撃、格闘の訓練を受け、ロシア語にも堪能な精鋭チームが、命を賭けて挑む極秘任務“ウートラ計画”の目的が明かされる。

『崖上のスパイ』予告編

特務警察の執拗な追跡、次々に放たれる罠。陰謀、仲間の裏切り、暗号による情報伝達、そして、特務警察の中にいるモグラとは誰なのか——?氷点下40度の厳寒のもとでロケ撮影を行った雪原シーン、1930年代のハルビン中心部の街並みを精巧に再現させた大スケールのセットで展開される銃撃戦や追跡劇といったスパイ映画には欠かせないエッセンスをふんだんに織り交ぜ、雪の“白”と深い闇の“黒”とのコントラストを強調した鮮烈な映像世界は、スタイリッシュで魅惑的なノワール映画を期待させる予告編になっている。


チームを率いる張憲臣(チャン・シエンチェン)を、チャン・イーモウ監督の近作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』主演を務めた中国映画界の実力派チャン・イーが好演。ある秘密を隠し持つミステリアスな周乙(ジョウ・イー)を『わたしは潘金蓮じゃない』、TVシリーズ「三国志~司馬懿 軍師連盟」のユー・ホーフェイ、スパイとしての過酷な任務中に生き別れた我が子への情愛をにじませる張憲臣の妻でもある王郁(ワン・ユー)を『ドリアン ドリアン』『桃(タオ)さんのしあわせ』の実力派チン・ハイルー、責任感の強い若手スパイ楚良(チュー・リャン)を熱演するのは『1950 鋼の第7中隊』などで知られるチュー・ヤーウェン。そして近作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』で銀幕デビューしたイーモウガール、リウ・ハオツン。かつてコン・リー、チャン・ツィイー、チョウ・ドンユィを見出したチャン・イーモウ監督に発掘された新星が、可憐で芯の強いチーム最年少の女スパイを体現しているのも注目だ。中国映画界の実力派と若手ホープのキャストが魅せるスパイの信念と哀愁のドラマは、中国のアカデミー賞である2021年金鶏奨で監督賞、主演男優賞(チャン・イー)、撮影賞を受賞。


史実とフィクションを融合させたストーリーは、黒沢清監督作『スパイの妻〈劇場版〉』とも時代背景が共通しており、歴史的な視点においても多くの観客の興味をそそるに違いない。


2/10(金)新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋他 全国公開

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作品紹介

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