黒澤明×カズオ・イシグロ『生きる LIVING』第80回ゴールデングローブ賞、主演男優賞(ドラマ部門)ビル・ナイがノミネート!

(C)Number 9 Films Living Limited
12月13日(火)

黒澤明監督の不朽の名作『生きる』を第二次世界大戦後のイギリスを舞台にし、小説「日の名残り」、「わたしを離さないで」などで知られるノーベル賞作家カズオ・イシグロが脚本を務めた感動作『生きる LIVING』。米国時間12月12日(月)に発表された第80回ゴールデン・グローブ賞において、主演男優賞にビル・ナイがノミネートされた。

黒澤明の不朽の名作『生きる』(1952年)が第二次世界大戦後のイギリスを舞台に蘇る。小説「日の名残り」、「わたしを離さないで」などで知られるノーベル賞作家カズオ・イシグロは、若かりし頃にこの黒澤映画に衝撃を受け、映画が持つそのメッセージに影響されて生きてきたと語る。そんな彼が脚本を手掛け、この鬱屈した時代に新しい『生きる』を誕生させた。監督は2011年に『Beauty』(原題)でカンヌ国際映画祭のクィア・パルムを受賞したオリヴァー・ハーマナス。『ラブ・アクチュアリー』、『アバウト・タイム 愛おしい時間について』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどに出演しているイギリスの名優ビル・ナイが主演を務め、本年度のオスカー候補の1本と言われている。黒澤明×カズオ・イシグロ。70年の時を経てもなおこの映画のメッセージは、観るものすべての心に光を灯すだろう。すでにサンダンス映画祭、ヴェネチア国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭、トロント国際映画祭、東京国際映画祭といった世界の映画祭で上映され、早くも今年のオスカー候補と言われている。


「余命半年」―。ビル・ナイ演じるウィリアムズは、仕事一筋で空虚で無意味な毎日を送る中、余命幾ばくも無いことを宣告される。最期を知り、残された日々を大切に過ごしたい・・・そう願うようになる。誰かの為に、その彼の小さな一歩が人々の心に火を灯していくー。

『生きる LIVING』予告編

「生きる」ことを問う本作。残された日々を宣告されたことにより、それまでの自分の人生を振り返り、「生きることなく、人生を終えたくない」と静かに、しかし心の中は懸命に、熱く生きることを選んだウィリアムズの姿が描かれています。そして、黒澤明監督作『生きる』での名シーンを彷彿とさせる誰もいない公園での“ブランコ”シーン・・・。涙なしでは観られない感動の予告編映像となっている。

2023年3月31日(金)より公開!

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作品紹介

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