キーラ・ナイトレイ主演、ローマン・グリフィン・デイヴィス(『ジョジョ・ラビット』)、リリー=ローズ・デップ共演、人類が滅びゆく“地球最後のクリスマスイブ”を過ごす家族の姿を描く『サイレント・ナイト』。舞台は、あらゆる生物を死滅させる謎の猛毒ガスが充満した世界。猛毒ガスの脅威と苦痛を無くす自殺用の薬【EXITピル】の実態が明らかになるシーンの本編映像、および、カミラ・グリフィン監督の言葉が解禁された。
【EXITピル】・・・苦痛を無くす自殺用の薬。人類を滅ぼす毒ガスから逃れる術はなく、イギリス政府はこの薬を国民に配布し、“尊厳ある死”を選択するよう推奨している。
※EXITピル <EXITという名前はBREXIT(英国のEU離脱を指す用語)をもじって作成>
今年のクリスマスはいつもと違っていた。地球上のあらゆる生き物を死滅させる謎の猛毒ガスが、明日にもイギリスに到達するのだ。政府の広報サイトによれば、ひとたび毒ガスを吸引した者は神経系統を破壊され、おびただしい出血とともに死に至るという。もはや毒ガスから逃れる術はなく、政府は苦痛を無くす【EXITピル】という自殺用の薬を国民に配布し、それを飲んで“尊厳ある死”を選択するよう推奨している。
そんな残酷な聖夜に集まった大人たちは、さんざん悩んだ結果、クリスマスパーティーの終了後にこの【EXITピル】を飲み、みんなで安らかな死を受け入れるという“協定”を結んでいた。一方、何も聞かされていない子供たちは、毒ガスの原因をめぐり「ロシアの陰謀説」「環境が悪化した地球による復讐説」など、大人顔負けの主張をぶつけ合っている。そんな中、ネル(キーラ・ナイトレイ)とサイモン(マシュー・グード)の息子のアート(ローマン・グリフィン・デイヴィス)は、寝室に隠れてスマホで猛毒ガスについて検索し、【EXITピル】の存在を知って激しく動揺する・・・。
≪政府の広報サイト 【EXITピル】を推奨するCM映像≫
【猛毒ガスの脅威フェーズ】
●ステージ1:有毒ガスの吸引
●ステージ2:神経系の攻撃
●ステージ3:致命的な出血
⇒【EXITピル】を飲んで、苦痛を無くし“尊厳ある死”を選択しよう
「私たちに責任はないの ガスもピルも・・・」
「ただベストな道を選びたいだけ」
「守りたいの みんなが苦しまないように」
「苦痛は最悪よ 今回の場合は苦しむ必要も無い」「これが正しい道よ」
大人たちは、子供たちにこの【EXITピル】を飲まざるを得ない状況を説明するが、アートは納得できない様子・・・。
果たして、彼らが最後に取った選択とは?
■『サイレント・ナイト』本編映像
◆カミラ・グリフィン監督の言葉
私は『サイレント・ナイト』という映画が「我々が持つ特権という利点で、どのように最愛の人たちを守ることができるのか」ということを考えるきっかけになればいいと考えています。
加えて、私たちがこのプロジェクトを開始したのは、新型コロナウイルスが蔓延する前だったという点を述べておきたいと思います。私たちは誰ひとりとして、パンデミックがこのように破滅的な影響を世界に与えることを予測、または想像することさえできませんでしたが、本作が反ワクチン的なメッセージを含んでいないという点は断言しておきたいと思います。
私は映画製作者として、政府が自身の過ちに対して責任を負わないこと、また弱者に対しても責任を負わない政府の道徳性に疑問を呈しました。
登場人物の少年アートはすべての人の意見を信じています。 アートは命を救うワクチンではなく、自殺用のピル(EXITピル/イギリスのEU離脱を指す“BREXIT”をもじってネーミングしたもの)の使用を疑問視しています。アートは決して医学の信頼性を疑っているのではありません。彼は非常事態における情報の通達や、コミュニケーションに対して疑問を呈しているのです。どうか私の映画が誤解を招きませんように。
11月18日(金)グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国公開
あなたなら、国が推奨する“死”を受け入れますか?『サイレント・ナイト』自殺用の薬「EXITピル」の実態が明らかになる本編映像 解禁!!
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10月21日(金)