第35回東京国際映画祭〈アジアの未来〉部門、正式出品決定!『少女は卒業しない』主題歌は、20歳のシンガー・みゆなの書き下ろし楽曲!

(C) 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
10月20日(木)

直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を映画化した『少女は卒業しない』の主題歌が20歳のシンガー・みゆなによる書き下ろし楽曲に決定、あわせて場面写真が解禁!さらに、東京国際映画祭での上映に向け、中川監督からのメッセージも到着した。

廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる本作。原作は、直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説。監督・脚本を手掛けたのは、短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのは、本作が初主演となる河合優実。将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には小野莉奈。軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役に小宮山莉渚。クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役に中井友望。まなみの彼氏・佐藤駿役に窪塚愛流。神田が片思いする軽音部員の森崎剛士役に佐藤緋美。バスケ部員で後藤の彼氏・寺田賢介役に宇佐卓真。そして、作田が恋焦がれ図書室を管理する現代文の先生・坂口優斗役を藤原季節が演じる。


本作の主題歌を担当するのは、17歳で異例の「FUJI ROCK FESTIVAL‘19」に出演し、YouTube による「Artists to Watch 2019~注目の新人~」に選出されるなど、次世代ミュージシャンとして最も注目される20歳のシンガー・みゆな。学校に行けなかった10代で生まれた葛藤、未来への不安と期待、大人や世の中に対する感情から様々な楽曲を生み出してきた彼女が、20歳になったいま「私の人生に刻まれた映画」と称するほど本作に感銘を受け、楽曲「夢でも」を書き下ろした。

「夢でも」は、優しくも力強い歌声と、ミドルテンポでアコースティックなサウンドが特徴的なナンバーで、繊細ながらもどこか前向きな力強さを感じる楽曲となっている。みゆなは、「好きな人には忘れられたくないものです。恋の歌でもありますし 友の歌でもあります。皆様の人生に触れた誰かを思い出して聴いてほしいです」とコメント。中川監督は「別れの切なさを表現するだけでなく、別れの先の未来への希望をも感じられる、とても素敵な楽曲」と評し、「『夢でも』が入ることで名実ともに作品が完成したと思っています」と述べた。

◆みゆな(主題歌)コメント全文
「少女は卒業しない」初めて拝見してから何ヶ月が経ったか。今でもはっきりと映像を思い出せてしまうくらい私の人生に刻まれた映画です。儚くて、繊細で、でも力強さもあって。奇跡のような作品に携われたこと、有難く思います。感情移入のしすぎで冷静に歌えず、レコーディングはとても苦戦しました。初めての体験で自分の楽曲ではありますが嬉しくなりました。
好きな人には忘れられたくないものです。恋の歌でもありますし友の歌でもあります。皆様の人生に触れた誰かを思い出して聴いてほしいです。本当に素晴らしい映画です。是非映画と共に楽曲も宜しくお願い致します。

◆中川駿(監督・脚本)コメント全文
別れの切なさを表現するだけでなく、別れの先の未来への希望をも感じられる、とても素敵な楽曲だと思います。主題歌が入る前までは、作品の後味が「別れの切なさ」の方に寄ってしまっていたように思います。監督としてそれは本意ではなく、前向きな印象で終わりたかった。「夢でも」が入ることで名実ともに作品が完成したと思っています。


あわせて、卒業式までの2日間を切り取った場面写真も到着!調理室でデザートを選ぶまなみと駿、卒業間近に気まずい空気が流れる後藤と寺田、桜の木の下で自撮りする神田と森崎、図書室で手に持った本を見つめ先生と対峙する作田、と少女たちのそれぞれの恋模様が垣間見える。
また、答辞を読もうとするまなみやバスケットボールを持ちシュートを打とうとする後藤、軽音部の部室で驚きの表情をみせる神田、廊下で本を抱え今にも泣きそうな表情で佇む作田、と恋だけではない卒業式までの2日間に起こるストーリー展開が気になる写真も公開となった。


10月24日(月)~11月2日(水)で開催される第35回東京国際映画祭のアジアの未来部門に正式出品され、ワールドプレミアにて初のお披露目となる本作。中川監督から映画祭での上映に向けて「かつて卒業を経験された方にも、コロナ禍により“本来あるはずだった卒業”を迎えられなかった方にも、きっと特別な感情を与え得る作品になっていると思います。ぜひご覧ください」とメッセージも届いた。


2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国公開

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作品紹介

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