アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャー・スリラー『LAMB/ラム』映画好きとして知られ、本作を鑑賞した漫画家・板垣巴留による映画『LAMB/ラム』描き下ろしイラスト2点が解禁となった。
本作は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などの特殊効果を担当したヴァルディミール・ヨハンソンの長編監督デビュー作で、アイスランドの作家・詩人として知られ、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の歌劇脚本や『ライトハウス』のロバート・エガース監督待望の新作「The Northman(原題)」でも脚本を手掛けるショーンがヨハンソンと共同で脚本を執筆するなど新進気鋭の作家たちにより制作された。、『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』『スイス・アーミー・マン』などを手掛け、話題作を次々と世に送り出す気鋭の製作・配給会社「A24」が北米配給権を獲得し、カンヌ国際映画祭で上映されるやいなや観客を騒然とさせた衝撃の話題作だ。

マンガ大賞2018第1位をはじめ数々の主要漫画賞を受賞した、肉食獣と草食獣が共生する世界を舞台とした動物版青春ヒューマンドラマ作品「BEASTARS」で多種多様な“二足歩行の動物たち”を描いてきた板垣が、映画『LAMB/ラム』に登場する羊から産まれた羊ではない“何か”=“アダ”を2つのシチュエーションで描き下ろした。
1枚目のイラストでは、日本版本予告編でも垣間見ることのできる、本編に登場する印象的なシーンの一つで、アイスランドの山々に囲まれた黄色い花が咲き誇る草原で、花を手に持つ可愛らしいアダの姿が描かれている。

2枚目のイラストでは、バスタブからこちらを見つめるアダと、そのアダを「天からの贈り物」と我が子のように大切に育てる人間の女性マリアの、印象的な"母娘"の入浴シーンが切り取られている。

さらにイラストに加えて、板垣による描き下ろしマンガが公開されることも決定。マンガは今回解禁された2点のイラストとともに、9月23日の映画公開時より、上映館で販売される劇場用パンフレット(デザイン:大島依提亜)に収録される。「かくいう私もヒトっぽい姿をした動物の漫画を描いていたけれど…この絶妙なバランスで出来たアダの見た目は妙に可愛らしく、まるでキャラクターのよう」とアダを評する板垣による映画『LAMB/ラム』のレビューがマンガを通して綴られている。そして板垣の代表作「BEASTARS」でおなじみのとあるキャラクターが登場する1コマも!? 映画ファンは勿論のこと、板垣ファンも見逃せない内容となっている。なお、パンフレットには本作のネタバレが含まれるので、鑑賞後に読まれることをお勧めしたい。
9月23日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国公開