主演・西島秀俊、共演に斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和ら豪華俳優陣が集結した、大森立嗣監督作品『グッバイ・クルエル・ワールド』より、斎藤工のインタビュー映像が解禁!


大森さんの作品の中でも、経験値を全部注ぎ込むような作品だったんじゃないかなと思って、活字を読みながら興奮したのを覚えています。大森さんが描いている世界観は、孤独の説得力が付随していると思います。
Q: 役を演じるにあたって
本当の怖さって、西島(秀俊)さんだったり、(三浦)友和さんだったり、そう見えないっていう怖さみたいなものも同時に感じましたし、だからこそ政春カラーみたいなものを強く出していくと、ヒリヒリ感や辛さみたいなものが役立つといいなと思いながら泳がせてもらいました。
Q: 作品についての想い
この物語は、どう転じていくかというストーリーラインがラグビーボールのように読めないというところが、僕らがここ数年過ごしてきた(パンデミックがあったり、時代が予期せぬイレギュラーの真っ只中にいるという)日常の現実が描かれているんじゃないかと。社会と反りが合わない人たちの物語ですが、それはもしかしたら観ている方の意識を具現化しているだけ、その象徴がそれぞれのキャラクターなんじゃないかなというぐらい、僕の中にも政春だけじゃなくて、他のキャラクターがいるんですよね。自分を優先するか、家族を優先するか、相手を優先するか。そこが摩擦でドラマが動いていくし、エゴとの戦いというのは、僕らは日々直面していることだと思うので、反面教師でもあり、希望的未来を誘う選択肢を表現している作品でもあるのかなと思います。
■『グッバイ・クルエル・ワールド』インタビュー映像
9月9日(金) 全国公開