主演・西島秀俊、共演に斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和などの豪華俳優陣が集結した、大森立嗣監督作品『グッバイ・クルエル・ワールド』の新たな場面写真が解禁された。

第94回アカデミー賞(R)で国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』での演技で、全米映画批評家協会においてアジアの俳優では初となる主演男優賞を受賞するなど、海外でも一躍その名を馳せた西島秀俊が主演。共演は、斎藤工、大森南朋、鶴見辰吾そして三浦友和。日本映画界の重鎮から多彩な役柄を無限に演じ分ける実力派、無敵の豪華キャストが集結し、なんと全員揃いも揃ってクズな役柄だ。

一夜限りの強盗団として集まったのは、西島秀俊演じる足を洗った元ヤクザの安西、斎藤工演じるどこの組織にも属さない凶暴な男・萩原、三浦友和演じる元議員秘書で金持ちたちの転落を企てる浜田。互いに素性も知らない彼らが向かうのは、寂れたラブホテル。ヤクザ組織の資金洗浄現場を“たたく”のだ。仕事は大成功し、彼らは大金を分け合い、それぞれの人生へと帰っていく──はずだった。だが、鶴見辰吾演じるヤクザ組織のオガタが大森南朋演じる刑事・蜂谷を雇って本気の捜査を開始する。

元ヤクザの安西は、家族とやり直す為に金が必要だと思い、強盗計画に参加。その発想がすでにクズ。その後、なんとか立て直そうとするが、元舎弟(奥野瑛太)に足を引っ張られ、ズルズル深みにハマっていくクズ。萩原は、一匹狼の半グレヤバ男。自分の欲望の為には躊躇なく暴力をふるい、顔までタトゥー。感情はどこに置いてきた?というほどの冷酷なクズ。元議員秘書の浜田は、過去の恨みや世の中への不満から、権力者の転落を画策するも、自分の手は汚さない。若い手下を従えて、考えることもやり方も全てが卑怯なクズジジイ。

刑事の蜂谷は、ヤクザに弱みを握られて、刑事でありながら悪魔に魂を売った。強盗団にたたかれたヤクザの為に、犯人に迫り主人公を脅かす有能なクズ!ヤクザ組織のオガタは、そもそも組織の大金を盗まれてしまう間抜けなクズ。上には頭が上がらないが下には厳しい、刑事の蜂谷にも強気に振る舞う凶暴なクズ!
蜂谷の捜査により、たちまちラブホテルの従業員(宮沢氷魚)が、強盗団の一人であるもぐりの風俗嬢(玉城ティナ)に情報をリークしたと突き止める。二人はヤクザ組織のトップ(奥田瑛二)から、「仲間全員ぶっ殺してみろ!」と命じられる。妻(片岡礼子)と幼い娘とやり直そうとしていた安西は、反撃に出るため最後にして最大のヤマに賭けるのだが──。
仲間割れする強盗団、迫り来るヤクザ、敵なのか味方なのかダークな刑事。日本を代表する豪華俳優陣が集結し、観るものを狂乱の世界へと誘う。
9月9日(金)全国公開