『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』スタローンが伝えたかった新生「ロッキー」みたあとに持ち帰ってほしいものとは?メッセージ動画・解禁!

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8月5日(金)

映画史に残る金字塔が、監督・脚本・主演を務めたシルべスター・スタローン自らの手により再構築され、ディレクターズ・カット版として約35年の時を経て帰ってきた『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』より、スタローンが見どころを語り、本作を鑑賞した観客に持ち帰ってもらいたいもの、について語った動画が到着した。

1985年.ロッキー・バルボアが、友人であり師でもあるアポロ・クリード(カール・ウェザース)のために戦い、ソ連の支援を受ける身長194cm、体重118kgのロシアの殺人マシーン、イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)に立ち向かう姿が、世界中へ勇気を与えた『ロッキー4/炎の友情』。米ソの緊張が高まる中、1976年にアカデミー映画賞《作品賞》を受賞した『ロッキー』にはじまり、『ロッキーII』(1979)、『ロッキーIII』(1982)と続く、天文学的な成功を収めたシリーズの4作目として公開された本作は、政治色が強く挑戦的にも関わらず、ロッキーシリーズ史上の最高興行収入を記録した。


数々の伝説を打ち出したフィラデルフィアのスーパースター「ロッキー」は、今も世界中から愛されつづけているが、以前からスタローンは『ロッキー4』を望みどおりの作品へと編集し直したいと思っていたという。そして2020年、コロナ禍でロックダウン期間中、スタローンは長い間計画していた『ロッキー4』の再編集に取り組んだ。重要な場面を再編集し、物語を引き締め、音響を調整し、いくつかの場面を削り、新たな場面を追加していく・・・。スタローンはロサンゼルスの編集室で何百時間もかけて、未使用の映像も含め見直し、代替音声トラックや代替音楽について考え、カットすべきシーンは?新しいアングルがないか?など必要なシーンや音楽を徹底的に探した。スタローンは今回の再編集によって、ロッキーの内なる旅、イワン・ドラゴの変化、アポロ・クリードの悲劇を強調し、映画の核であるドラマをより濃く描きたいと思っていたのだ。その結果、映画全体に散りばめられた未公開シーンは「42分」。だが、もともと91分だった本編尺は、94分に。米国での公開35周年を迎えた2020年に、新たな「ロッキー」を誕生させた。


再構築された『ロッキーVSドラゴ』は、物語に深みが増し、80年代に社会が抱いていた米ソ間の核摩擦による不安や恐怖を、今を生きる我々に伝えながら、ロシアの現状をスタローンが先読みしたかのような新解釈も追加されている。戦争が起きている社会で生きる私たちにとって、全く違う価値観の国の人間が真摯に向き合い理解し合うことが可能なのか?を描き、2022年の今だからこそ観るべき作品に仕上がっている。

『ロッキーVSドラゴ』シルベスター・スタローンインタビュー

『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』から観客に何を持ち帰って欲しい?
この質問が投げられると、スタローンは笑顔をみせ、動画の中で、「わぉ、帰り道では「アイ・オブ・ザ・タイガー」を歌ってほしいよ(笑)それだけでいい。人生の教訓を持ち帰ってほしいなんて思わない。もし映画から何かを感じて、言葉や行動など、良いと思うものが何かあれば。メッセージは二の次さ。純粋に現実逃避してくれればいい。皆でリラックスして、ワォって。この作品を25回は観たけど今回のロッキーは生まれ変わった。クールで俺は好きだ。この作品に、ロッキーに関わった全ての人に、感謝の気持ちを込めた。今、こんな映画は作れない。時代が変わったから。このロッキーにはCGも無いし、特撮だって無い。俺がこの映画を好きな理由さ。映画は一層大きくなった。オリジナルは1.85:1(アメリカンビスタ)だったけど今回はワイドスクリーンだ。音楽も新たな手法で編集された。4チャンネルが100チャンネルになったよ。信じられないくらい大きいんだ。俺は耳がおかしくなったのか?音がこんなにクリアに聞こえたのは初めてさ。素晴らしいことだよ。まるで古い車を・・・例えば自分の車を修理して色を塗り直した感じ。ずっと大切だった車が今時の車になったみたいさ。」とメッセージを寄せた。


8月19日(金)、全国ロードショー

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作品紹介

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