土屋神葉、石川界人、下野紘、佐倉綾音ら登壇!『映画 バクテン!!』完成披露上映会オフィシャルレポート到着!

(C)映画バクテン製作委員会
6月13日(月)

2021年4月8日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送されたオリジナルTVアニメ「バクテン!!」は宮城県岩沼市を舞台に、『男子新体操』と出会い、強烈に魅せられた少年・双葉翔太郎が、私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)男子新体操部に入部。ときに挫折し、すれ違うも、共に仲間と過ごす毎日の中で一つの目標に向かって、チームでひた走る姿を描いた「スポ根×青春群像劇」。本作は、フジテレビが東日本大震災から10年となる2021年に、岩手県・宮城県・福島県の被災3県を舞台にしたアニメ作品を発表し、アニメツーリズムを推進するプロジェクト「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環として制作された。そしてTVアニメ最終話放送後に映画化が発表された『映画 バクテン‼』はいよいよ7月2日(土)に劇場公開する。

劇場公開に先駆け、6月11日(土)に新宿バルト9にて完成披露上映会イベントが行われた。舞台挨拶には双葉翔太郎役の土屋神葉、美里良夜役の石川界人、築館敬助役の近藤隆、女川ながよし役の下野紘、亘理光太郎役の神谷浩史、栗駒あさを役の佐倉綾音、私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)の男子新体操部のメンバーが映画館に集結。

満員に入った客席を前に、キャストそれぞれが本作完成の喜びを語り、主人公・双葉翔太郎役の土屋神葉は、スタジオにも見学に行かせていただいて、そこのスタッフの方が制作してくれた映画が皆さんに観ていただけると思うととても嬉しい、と心情を述べた。また栗駒あさを役の佐倉綾音は、本作について、青春に振り切った作品であると語り、永遠ではない「青春」というものが詰め込まれており、1時間半でいろんな気持ちになった、と明かした。
本作で、キャストが揃ってお客様の前でイベントを実施するというのは今回が初めて。「バクテン!!」の魅力について聞かれると、キャストからは「前向きになれる」「青春」というワードが飛び出し、その中でも、土屋は、前向きになれる、元気になれる作品だと話した。美里良夜役の石川界人は、「青春」というキーワードを挙げ、青春をあまりしてこなかったという石川自身も胸に刺さるし、理想が詰まっている作品だと話した。またすでに解禁されている本作PVはTVシリーズとは変わって、シリアスな印象だとし、青春の中には暗い面もあるけれどそのうえで明るい未来を目指していこうという姿が魅力と語った。築館敬助役の近藤隆は、シナリオの人物描写が丁寧で演じやすかったと語り、見ていただくお客さまも見やすかったのかもしれないと話した。女川ながよし役の下野紘は、リアリティがある作品と言い、弱小だったアオ高がインターハイに向かって頑張っていく姿とともに日常生活が描かれている、おいしいものを食べたり、新体操とは関係のないところでいざこざが起きたりする部分も含めて共感でき、多くの人に愛されたのかなと話した。また料理の描き方についても語り、「バクテン!!」はお腹のすいているときに観てはいけないとも語った。亘理光太郎役の神谷浩史は、アニメーションは派手なものが評価されがちだけど、絵が動くことが魅力の一つで、「バクテン!!」は一見地味ながらもストーリーがしっかりしていてキャラクターたちが生き生きしている、演技シーンは派手に描きつつバランスよく映像が埋まっていると語った。また、TVシリーズの「バクテン!!」をテレビで見ることがコロナ渦の楽しみでもあったと明かした。一方、佐倉は、新体操の描写が印象深いと言い、「バクテン!!」は跳ぶときに光や火花が飛んだり、体の軌跡を光が描いたりする部分に目が奪われるし、新体操をアニメーション化するときの一つのスパイスになっていると話した。
続いて、ご自身の青春についての話題になると、高校時代にクラシックギター部に所属していたという土屋は、部活の後から終電までの時間は、アクションの練習に励んでいたと言い、毎朝眠いまま学校に行っていたことが青春だったと振り返った。石川は、「バクテン!!」のような青春アニメも観ていたそうで、学生時代は声優を目指すことに夢中になっていたと話した。近藤は、弓道部に所属しており、部員同士で休みの日に遊びに出かけたりして楽しかったと話し、「バクテン!!」を見ていると自身の青春を思い出すとも語った。下野は、中学時代はゲームに夢中になっており、高校時代には演劇部に所属していたそうで、作中で描かれているような合宿生活に憧れると話した。神谷は、格闘ゲームにはまっていたといい、学校終わってすぐゲームセンターに向かっていたと振り返った。逆に買い食いなどは全くしなかったそうで買い食いするお金があればゲームセンターにつぎ込む!と会場の笑いを誘っていた。佐倉は、20歳の誕生日の時に事務所の先輩方が、佐倉の両親と結託してサプライズでお祝いする企画を立ててくれたそうで、その中に下野もいたと明かした。しかし、その日は大雪のため電車が止まってしまうというハプニングがあったそう。佐倉は家に帰るためにタクシー乗り場に向かうと、乗り場の列に下野が並んでいたと言います。話しかけると、なぜか佐倉を家まで送ろうとする下野を不思議に思いつつ、“タクシー代が浮く”という考えを優先して一緒に帰宅したそうで、今思えばサプライズのためだったから向かう家は一緒だったのか!と当時のエピソードを明かした。

最後に、本作の見どころについて、土屋は、日常の音がドラマチックに聞こえたり、BGMにも注目ですと話し、石川は、「亘理」という一言で見どころを語った。近藤は、1本1本の指の動き、震え具合など細かいところまで見てくださいと語った。下野は、表情に注目していただきたいと話した。神谷は、丁寧にだましてくれるところだと話した。見ていて気持ちのいい嘘をついてくれるし、演技シーンの迫力もあると語りました。最後の佐倉は、アオ高のライバルにあたる「シロ高」を挙げ、その理由は映画を見ていただけたらと語った。
締めの挨拶では、石川は、「バクテン!!」は映画だけを見ても楽しめるけど、映画を見るとTVシリーズも見たくなる、どちらを先に観ても楽しめる作品だとアピールし、土屋は、ティザービジュアルが解禁された際に石川と二人で盛り上がったと語ったうえでその理由がエンディングでわかるので最後まで楽しんでくださいと言い、舞台挨拶は幕を閉じた。

2022年7月2日(金)公開

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作品紹介

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