第94回アカデミー賞(R)最有力と早くも注目されている、観る人の心を揺さぶる感動作『ドリームプラン』。今回、2014年に全仏、全米オープンを制し、ダブルスでは日本人初の年間グランドスラム(4大テニス大会で優勝)、昨年の東京五輪では、シングルスで銀メダル、ダブルスで銅メダルに輝いた車いすテニスプレーヤー上地結衣選手の実話を描いた「カミジ! ~上地結衣(車いすテニス)STORY〜」の漫画家、蒼木雅彦氏がいち早く本作を鑑賞、ウィル・スミスが演じた“クセがスゴイ”パパをユニークなイラストを寄せてくれた。
本作は、世界最強のテニスプレーヤーとも称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹をワールドチャンピオンに育て上げた、テニス未経験の父リチャードが独学で作り上げた「計画書=ドリームプラン」にまつわる“驚きの実話”。
「こんなクセの強いパパが実在してることに驚きました。『おまっ…そーゆーとこだぞっっ!』とツッコみながらも気付けば夢中になってました!」と感想を寄せた。人気漫画家を夢中にさせた、父リチャードの5つの凄さを紐といていくと…。

①ウィルスミスが体現した「パパのクセがスゴイ」!
イラストの中央には、ウィル・スミスが演じた父リチャード。つまようじをくわえ、テニスボールを手にしているその姿はウィルのイメージを一新する強烈なインパクト。それもそのはず、テニス経験ゼロにもかかわらず独学でテニスの指導法を学び、姉妹を世界チャンピオンにする信念を胸に突き進んだ人物なのだ。ウィル・スミスは、娘のインタビューに乱入するウィリアムズ氏のインタビューをリアルタイムで見て衝撃を受けたと語っている。
②常に家族を最優先する「家族愛がスゴイ」
妻オラシーンと5人の姉妹を大切にするリチャード。ビーナス&セリーナの試合にはワーゲンバスに乗って全員で応援に駆け付け、ビーナスの実力を認め契約を申し出るトレーナーに対しては、家族全員の衣食住のサポートも要求するなど、何よりも家族を最優先する猛烈パパなのだ!
③ピチピチの短パンに赤で決める「服のセンスがスゴイ」
「タイトなショートパンツとハイソックスが僕をリチャードの考え方に導いてくれた」というウィル・スミスは、父リチャードの衣装には特にこだわった。アカデミー賞衣装デザイン賞に2度ノミネートされているシャレン・デイビスは、当時の衣服は長持ちしない生地が多かったため、自分たちで生地を調達し、当時のテニスウェアから同じシルエットを保ったままデザインするなど衣服にも“ホンモノ”を追求。勝負色の“赤”を意識し、ピチピチの短パンを着用した猛烈パパの姿は、“こんなウィル・スミス見たことない”と誰もが驚くこと間違いなし!
④名コーチもタジタジ!! 「名コーチ困らせ率がスゴイ」
『ドリームプラン』には、実物そっくりのコーチが登場する。ジョン・バーンサルが演じたリック・メイシーは、テニスアカデミーを主宰する敏腕経営者でもある名コーチだ。だが、娘のために飛びだすリチャードからの無茶な要求や予期せぬ行動に翻弄されっぱなしに。娘のためならセオリーなんてお構いなしのリチャードが繰り広げる名コーチとのラリーにも注目だ。
⑤劣悪な環境で猛練習を続ける「テニス愛がスゴイ」
治安の悪いロサンゼルス・コンプトン。コートの横にはギャングたちがたむろする劣悪な環境にも負けず練習を続けるリチャードと姉妹のテニス愛がスゴイ。イラストに描かれている通り、たとえ雨の降る夜でも練習を欠かすことはない。リチャードの“ドリームプラン”を信じる、強い絆で結ばれた父と姉妹は、夢に向かってボールを打ち続ける。その姿に誰もが心を揺さぶられること間違いなし!
また、「カミジ!」の原作者である光風治氏は、「ドキュメンタリーかと錯覚するほどのリアリティーは、さすがウィル・スミス。144分という長い上映時間を感じさせず、グイグイと引き込まれていきます。常識を疑うことの大事さを改めて思い出させてくれました。★3つ…いやアッパレ!」とコメントを寄せた。
すべての常識を打ち破れ! 世界最強姉妹誕生の裏には、“クセがスゴい”父親の存在があった。ウィル・スミスが父リチャードを体現、強い絆で結ばれた家族とともに夢に向かって突き進む『ドリームプラン』を、映画館でチェックしよう!
2月23日(水・祝)より全国ロードショー
★★★
「カミジ! ~上地結衣(車いすテニス)STORY~」(ヤングジャンプコミックス)
著者:蒼木 雅彦 原作:光 風治
誰よりも負けず嫌いなカミジ、東京パラ決勝戦の舞台で何が待つ!?
先天性の潜在性二分脊椎症という障害を持って生まれたカミジ。生まれてすぐに「良くて車いす、70%は寝たきり」と宣告されるも「見返したる!」と、負けず嫌いな性格で、きついリハビリも乗り越えてきた。そして11歳で出合った車いすテニスがカミジの人生をもっと上手く、強くなりたい!」気が付けば日本一、やがて世界へと階段を上がっていった。2021年、東京パラリンピック。「金メダルを獲りたい!」と誓ったカミジ。運命の決勝戦、宿敵ディーダの待つセンターコートに向かった──。
