劇場版『DEEMO サクラノオト』鬼頭明里、佐倉綾音、松下監督、藤咲総監督登壇のスペシャル生配信第二弾開催!本作のこだわりや制作秘話も!

(c)Rayark Inc./「DEEMO THE MOVIE」製作委員会
2月7日(月)

全世界累計2,800万ダウンロードを突破する超人気音楽リズムゲーム「DEEMO」待望のアニメ化劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』のスペシャル⽣配信が2月5日(土)に開催され、サニア役の⻤頭明⾥、ロザリア役の佐倉綾⾳、松下周平監督、藤咲淳⼀総監督、吉⽥尚記(ニッポン放送アナウンサー)が出席、公開を前に作品の⾒どころやキャラクター、制作過程のエピソードなどについて語り合った。

⻤頭が演じたサニアは、ヒロインのアリス(⽵達彩奈)の隣のクラスの活発な⼥⼦⾼⽣。⻤頭は「制服もハーフパンツで髪もショートカットの明るく元気な⼥の⼦」と説明。「あまりこういうボーイッシュな⼥の⼦(を演じたことは)あんまりなくて、役に引っ張られて、明るい⼦になった気になれるので、演じていて楽しかったです。私は普段、おとなしめなことが多いんですが、(サニアは)快活で、おとなしい⼦にも話しかけていける、憧れるような良い⼦です」と語る。藤咲総監督はサニアという存在について「(『DEEMO』は)アリスあっての物語なので、アリスを⽀える役どころとして脚本段階で⼊れました」と明かし、松下監督は「アリスがおとなしめなので、バランスとして、盛り上げ役のボーイッシュなキャラクターがいると、⽇常シーンが華やかになると思った」と説明する。



⼀⽅、佐倉が演じたロザリアはサニアの親友。佐倉は「どちらかというと、サニアよりおとなしく、後ろをついていく雰囲気です。サニアに⾜りないところを補っていく存在」と説明。ロザリアについて藤咲総監督は「サニアが⾛りがちで、ほっといたら⼤変なことになるのでブレーキ役、気が付く⼦がいたほうが良いと思った」と語り、松下監督は「ロザリアは意外と度胸があって、⾏く時は⾏くよというキャラクター。しっかり後ろから⾒守っている感じ」と解説する。
佐倉は、⻤頭がサニアを演じたことについて「(⻤頭とサニアは)リンクするところがある気がします。私は、現場だと⼈⾒知りで、全くしゃべらないんですが、そんな中、明⾥はほぼ初対⾯だったのに(佐倉に)グイグイ来て(笑)。そのグイグイ感がサニアに⾒えました。最初にキャスト表を⾒たときは、『(サニアとロザリアの配役が)逆じゃないかな︖』と思ったんですが、実際にフタを開けてみると、こんな感じなのかなっていうのがあった」と語る。
なお、⻤頭と佐倉の2⼈がデュエットしている劇中歌が本作のサウンドトラックにも収録されている。



⻤頭は収録を振り返り「結構、ハモったりしてて、すっごくキレイな曲です︕ 私が先に収録したので、綾⾳に『合わせてください』って感じで好きに歌いました」とニッコリ。佐倉は、⻤頭を指して「こちらの⽅、歌がうまいんですよ。ドライブに⾏った時、後ろの席でずっと歌ってて、その⽣歌がすごくうまいんですよ。(完成した映画を)『良い声だな、⻤頭明⾥…』と思いながら観てました。⻤頭明⾥の声っていいんですよね、不純物がなくて。同時に彩奈(⽵達彩奈)の声も最⾼なので、すごくいいな、この作品のこの空気と思いながら、新鮮に楽しめました」と語った。この⽇のトークでは、そうした⾳楽⾯に関しても松下監督、藤咲総監督に語ってもらった。松下監督は劇場版でどの曲を使うかという選曲について「すごく難しかったです。ゲームをプレイしてると名曲がメチャクチャあるので、その中でどの曲を選んで、どうストーリーにはめ込んでいくか︖ 時間がかかりました」と述懐。藤咲総監督と激論を交わしながら選曲していった部分もあったようで「編集の段階で変わったりもしました」と語る。佐倉は、改めて本作の⾳楽について「楽曲のクオリティが⾼いし、広がっていく感じで、⾳の持つ⼒って、やっぱりすごいんだなと思いました」としみじみと語っていた。

完成した映画について、⻤頭は「物語もちゃんとあるけど、それに加えてキレイな⾳楽をずっと聴くことができる、⽿で聴いても、⽬で⾒ても楽しめる」と熱弁︕ 佐倉は「私は結構、涙腺がバカなほうなんですが(笑)、しっかり泣きました。『感動するんだろうな』と思ってたんですけど、そんな覚悟の上でも泣いてしまって…」と感動を⼝にする。さらに「私は…Deemo がすごいタイプです(笑)。好きすぎて、終わった後、『どうしよう︖でもDeemo の推し⽅がわからない…』という感じで…。こんなに動いているのを⾒るのは初めてで『こんなふうに動くんだ︖ キャー!!』って感じでした。画と⾳楽がついてないとわからないことがたくさんあって、感動してしまいました︕」と興奮気味に語ってくれた。



松下監督は2⼈の感想に「メチャクチャ嬉しいです。⾳楽を⼤事にしたいなと思っていたので、そこが伝わればいいなと」と喜びを⼝にする。藤咲総監督は「⾳楽を⽴てたいので、画に過剰に情報を⼊れていないんです」と明かし、松下監督も「ちゃんと(⾳楽を)聴く時間を取りたくて、あえてワチャワチャと動き過ぎず、しっとりとさせています」とその意図を説明する。藤咲総監督は脚本も担当しているが、脚本家として「話を膨らませる」という仕事と、総監督として「責任をもって作品を納品する」というバランスに苦労した部分もあったよう。「やはり、(総監督として)作品を世に届けたいので、⾃分が書いた脚本を『使えない』って切ることもやってました」と苦笑交じりで語り、さらに今回、初監督を務めた松下監督についても「初めてということで⼿探りの部分も多かったので、背中を押すことが多かったです。良いところは粘るところなんですけど、あきらめきれない部分をあきらめてもらうということを(総監督として)やっていました」と制作期間を振り返る。

松下監督は「粘った」部分として、Deemoのピアノ演奏のシーンに触れ「(指の動きと⾳を)合わせているけど、難しかった。モーションキャプチャ―的なことができそうかと思ったけど、Deemo の指が⻑くて、上⼿くいかなかったんです。でも、⾳楽映画なので、DEEMO という作品で、そこは逃げられないだろう、頑張りたいなと思いました」と同シーンへの執念を⼝にした。



⽣配信の最後に、藤咲総監督は「⻑らくお待たせしましたという感じですが、できるだけ良い作品を作ろうと頑張ってきたものをようやくお届けできます。何回か観ていただいて、『DEEMO』の優しい世界を体験してもらいたいです」と語り、松下監督も「原作ゲームのファンもそうでない⽅も、ぜひ観ていただきたいです。⾳楽が素晴らしいので、ぜひ劇場にピアノコンサートを観に⾏くような感じで観に⾏っていただけたらと思います」と呼びかける。
⻤頭は「すごく⻑く愛されてきたゲームがこうして映画になって、スマホで聴いてた曲を映画館で聴けて、お話も泣ける内容になっているので、ぜひ劇場に⾜を運んで楽しんでいただけたらと思います︕」とアピール。佐倉は「世界観を⾒たり、PV やキービジュアルを⾒ていると、童話みたいでかわいくて、はかなくて、素敵な雰囲気なのかな︖ とだけ思うかもしれませんが、この作品はそれだけじゃなく、ラストにいくに従って、胸が苦しくなる展開があったり、壮⼤に展開していくので、かわいい雰囲気に騙されず、⼼して臨んでほしいです。全⼒で命を吹きこめたことを幸せに思いますし、ぜひいろんな⽅に観ていただきたいなっていう気持ちでいっぱいです」と⼒強く語り、⽣配信は盛況のうちに幕を閉じた。

★スペシャル生配信第二弾 アーカイブはこちらから!

また、先着来場者プレゼントにシリアルコード付きオリジナルステッカーが決定。1月13日にローンチした『DEEMO ll』でシリアルコードを入力すると、劇場版にも登場している猫のキャラクター・ミライのアカウントアイコンが手に入る。今回のようなシリアルコードを利用したプレゼントはDEEMOの長い歴史の中では初の試みだ。



2月25日(金)より全国公開

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作品紹介

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