テレビも、SNSも超えて、映画で伝えたいことがある「TBSドキュメンタリー映画祭」2022 珠玉のドキュメンタリー作品が映画祭として劇場公開決定!注目のラインアップ11作品解禁!

1月21日(金)

TBSテレビは、昨年の第一回目に引き続き、「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」を3月18日(金)より開催。前回の好評を受け、今年はヒューマントラストシネマ渋谷(東京)での7日間の開催に始まり、全国順次開催予定となる。

1955 年の開局以来、TBSはその取材力を生かして、報道ドキュメンタリーを制作・放送し続けてきた。 2021年、テレビで伝えきれない真実を映画という形で世に送り出すため、「TBSドキュメンタリー映画祭」を開催、映画ファンの間で話題を呼んだ。ドキュメンタリー映画を盛り上げるべく、新ブランド「TBS DOCS」を立ち上げた。
「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」ではテレビとは全く違う、スケールアップした劇場版を上映。社会派からエンターテインメントまで幅広いジャンルの11作品をラインアップに揃え、テレビやSNSの垣根を超えてお届けする。

自身の命の危険を顧みず、女性たちの悲劇を世界に訴え続けている医師・デニ・ムクウェゲを追った『ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』。本作は優れたジャーナリズム活動を顕彰する早稲田大学の「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」を昨年受賞した。2021年、登山界最高の栄誉といわれるピオレドール生涯功労賞を受賞し、世界の巨壁に単独で挑み続けているクライマー・山野井泰史の生き様を30年にわたり密着した渾身の作品『クライマー山野井泰史 ~垂直に魅せられた人生〜(仮)』。女性アイドルの最前線を走り続けているももいろクローバーZ。メンバーや関係者たちへのインタビューを通じてその可能性と未来をみつめる『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~(仮)』。
「混合型脈管奇形」という難病と闘う萌々花さん。彼女の闘病生活、本音、そして自立・・・「今の私」を撮り続けた『難病と私~萌々花20歳 だから私は前を向く(仮)』。“次期首相”との期待の声が上がるも総裁選連敗を喫した政治家・石破茂。本人への密着や関係者の証言で見えてきた真実『永遠の総理候補・石破茂 嫌われた正論(仮)』。
「無敗の男」と呼ばれた政治家・中村喜四郎が昨年の衆院選で初めて敗れた。数々の逆境を乗り越えてきた不屈の政治家の生き様に迫る『完黙 中村喜四郎~選挙無敗の男が負けた時(仮)』。
中東情勢を伝える動画再生回数が100万回超、危険と隣合わせの取材を続ける須賀川拓記者がイスラエルとガザを徹底的に歩き、証言を集め見えてきた理不尽、かつ残酷な現実に迫った作品『戦争の狂気 戦場特派員が見た中東和平の現実(仮)』。昭和と令和、2つの時代の「日の丸」インタビューの対比を中心に日本の姿を浮かび上がらせていくドキュメンタリー『日の丸 ~それは今なのかもしれない~(仮)』。社会に衝撃を与えた、高齢ドライバー事故から3年、遺族と加害者を取材し続けた真実の記録『池袋母子死亡事故 「約束」から3年 (仮)』。
5人組メタルバンド「HAGANE」の初ワンマンライブは新型コロナ感染拡大で無観客に。現在も観客はライブで声出しを禁じられている。コロナ禍に生きる音楽関係者の苦悩を描いた『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界 (仮)』。1995年に起きた地下鉄サリン事件の被害者の一人、浅川幸子さん。懸命にリハビリを続けた幸子さんやそれを支える兄・一雄さん家族の25年を振り返る『地下鉄サリン被害者家族の25年 ~さっちゃん最後のメッセージ~(仮)』。

TBSドキュメンタリー映画祭 2022公式サイト

◇『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』上映作品<全11作品>
『ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』

監督:立山 芽以子 (C)TBSテレビ
「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれる、コンゴ民主共和国・東部ブガブ。女性たちはこの地に埋まる鉱物資源の利権のために、武装勢力から性暴力を受け、恐怖に怯えているのだ。そんな被害女性たちを無償で治療してきたのが婦人科医、デニ・ムクウェゲ。コンゴの女性たちの平和を願い、自身の命の危険を顧みず、この地の惨状を世界に訴え続けている。私たちが生きる、同じ世界で起きていること。他人事と思ってはいけない現実を追った。

『クライマー山野井泰史 ~垂直に魅せられた人生〜 (仮)』
監督:武石 浩明 (C)TBSテレビ
「誰も成し遂げていないクライミングを成功させて、生きて還る。」世界の巨壁に単独で挑み続けてきたクライマー・山野井泰史。彼は2021年、登山界最高の栄誉、ピオレドール生涯功労賞を受賞した。しかし、山野井の挑戦は終わらない。伊豆半島にある未踏の岩壁に新たなルートを引こうとしていた。そして再びヒマラヤにも・・・。“垂直の世界”に魅せられた男の激しい生き様とは? 山野井の生涯のパートナーである妻・妙子への取材も通して問いかける。

『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~ (仮)』
監督:酒井 祐輔 (C)TBSテレビ
女性アイドルの最前線を走り続けているももいろクローバーZ。そんな彼女たちも最年少が25歳、最年長は28歳を迎え、30代が目前に・・・。男性は何歳になってもアイドルを続けられるが女性は・・・? これまでもアイドルの常識を覆し続け、日本の芸能界で前人未到の境地を切り拓こうとしているももクロはどこに向かい、私たちに何をみせてくれようとしているのか? メンバーや関係者たちへのインタビューを通じて、その可能性と未来をみつめる。

『難病と私〜萌々花20歳 だから私は前を向く (仮)』
監督:山本 一雄 (C)TBSテレビ
病気を知ってもらう一番の方法は、自分の言葉で伝えること。『混合型脈管奇形』という、原因も根本的な治療法も分からない難病と闘う萌々花さんは自らカメラを回した。記録されていたのは…毎日服用する大量の薬、お腹の血管の塊を取り除いた手術の痕、痛みで眠れない様子…赤裸々な闘病生活。そして、彼女の本音。病気のこと、友達のこと、母のこと、彼女が自立を目指すこれからのこと…20歳になった萌々花さんは“私らしく”前を向いて生きていく。 

『永遠の総理候補・石破茂 嫌われた正論 (仮)』
監督:中島 哲平 (C)TBSテレビ
永遠の総理候補――石破茂。国民人気が高く、“次期総理・総裁”との期待の声も上がるが、総裁選にこれまで 4度挑戦するものの連戦連敗。さらに退会者が相次ぎ、2021年12月、「石破派」解消。石破氏はなぜ党内のハグレ者となったのか? 今、何を考え、どう進むのか・・・? 本心を見せない石破氏の実像を知るため、同志、対立議員、石破派退会者、友人、妻などを直撃。石破氏に関わってきた人物たちの証言、石破氏への密着の中で見えてきたものとは・・・?

『完黙 中村喜四郎~選挙無敗の男が負けた時 (仮)』
監督:武田 一顯、松原 由昌 (C)TBSテレビ
昨年の衆院選、「無敗の男」と呼ばれた男が初めて敗れた。中村喜四郎・・・初出馬から40年以上、あっせん収賄罪で逮捕、起訴中の選挙でも当選。ムショ帰りの身でも勝ち続けた「選挙の鬼」である。その男がなぜ負けたのか・・・。そして、もう一つの敗北、総理候補を奈落の底に突き落とした“あの事件”と、その取り調べで“140日間完全黙秘”を貫き通した真意とは。数々の逆境を乗り越えてきた不屈の政治家・中村喜四郎の生き様に迫る。

『戦争の狂気 戦場特派員が見た中東和平の現実 (仮)』
監督:須賀川 拓 (C)TBSテレビ
それはまるでカミソリのように鋭く、その大きさからは想像できないほどズシリと重かった。イスラエルがガザに投下した爆弾の破片は、いとも簡単に体を切り裂く。「精密誘導弾だから、人道的に配慮している」とイスラエルは主張する。対するイスラム組織ハマスは4000発ものロケット弾を無差別に放った上で「イスラエルが境界の封鎖を解けば軍事施設を狙う精密兵器を作る」と開き直った。現場を歩き、集めた証言から浮かび上がる戦争の残酷な現実に迫る。

『日の丸 ~それは今なのかもしれない~ (仮)』
監督:佐井 大紀 (C)TBSテレビ
TBSドキュメンタリー史上、最大の問題作と呼ばれた作品がある。1967年2月放送、街頭インタビューのみで構成された番組『日の丸』。「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」放送当時に閣議で問題視され、長年タブーとされてきた本作が現代に甦る。2022年と1967年、2つの時代の『日の丸』インタビューの対比を中心に、「日本」の姿を浮かび上がらせていく。

『池袋母子死亡事故 「約束」から3年 (仮)』
監督:守田 哲 (C)TBSテレビ
3年前、当時87歳の男が運転する乗用車が暴走し、最愛の妻と娘を亡くした松永拓也さん。事故の裁判は「禁錮5年」の実刑判決で終結したが、松永さんの葛藤は終わらない。遺品の整理をする手は、慟哭とともに止まった。収監直前に自らの過失を認めた加害者の飯塚幸三受刑者。心境の変化に至るまで何があったのか。社会に衝撃を与えた高齢ドライバー事故の遺族と加害者を、3年間にわたり取材した真実の記録。

『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界 (仮)』
監督:川西 全 (C)TBSテレビ
5人組メタルバンド「HAGANE」。彼女たちの“晴れ舞台”初ワンマンライブは新型コロナの感染拡大で無観客に。それから今日まで観客はライブで声を出すことが禁じられている。水際措置で開催困難となった海外アーティストの来日公演。洋楽プロモーターは2年以上“本業”ができず、先も見通せないままだ。観客の“声出し”はいつ解禁されるのか。海外アーティストが日本でライブをする日はいつ来るのか。コロナ禍に生きる音楽関係者の苦悩を描く。

『地下鉄サリン被害者家族の25年 ~さっちゃん最後のメッセージ~ (仮)』
監督:西村 匡史、神保 圭作 (C)TBSテレビ
「家族みんなで支えていたことが、さっちゃんにとって本当に幸せだったのだろうか。辛い辛いで生きていたのではないだろうか」。2021年3月、浅川幸子さんの一周忌で、兄の一雄さんは涙を拭った。地下鉄サリン事件で重い障害を負いながらも、懸命に生きてきた幸子さん。傍らには在宅で介護し、いつも寄り添い続けた一雄さん一家の存在があった。突然、襲いかかった苦難に被害者家族はどう向き合ったのか。さっちゃんと家族の25年の記録。

3月18日(金)〜3月24日(木)ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催ほか全国順次開催

ShareSNSでシェアしよう!

作品紹介

関連するシネマNEWS

TOP