今最も新作を待たれる監督のひとり『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督4年ぶりの最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』。
公開されたのは、前作『ベイビー・ドライバー』でその印象をさらに強いものにした、エドガー・ライト監督の音楽へのこだわりと愛情が垣間見える特別映像。
「若い頃は60年代の音楽にハマってた。両親のレコードを聴いてね。音楽はタイムマシンのように当時へと誘ってくれる」ライト監督がそう語るように、劇中では、冒頭から60年代の楽曲が次々と流れる。レコードは至るところで登場し、現代に生きながら周囲に馴染めず一人きりのエロイーズ(トーマシン)のヘッドホンから漏れ聞こえたり、ダンスや歌唱シーンはもちろん、それ以外のシーンでもストーリーや登場人物の心情に寄り添い、その楽曲の歌詞、背景をもって巧みに紡がれているところもポイントのひとつ。
「
60年代の女性シンガーを多用したかった。ダスティ・スプリングフィールド、サンディ・ショウ、ペトゥラ・クラーク、シラ・ブラック・・彼女たちの曲はメロディアスでそれでいて少しダークなんだ」エロイーズが夢を通じて辿り着いた60年代のソーホーで、歌手を夢見る
サンディ役を演じたアニャは、「エドガーは音楽と映画が大好きで周りの人に刺激を与えるの。音楽が時代や場所を定める。手を引いてその世界を経験させてくれる感じね」と振り返る。
ライト監督と共同脚本のクリスティ・ウィルソン=ケアンズは彼が集めた音楽を聴きながら脚本を執筆、さらにキャストたちには脚本を読む時用のプレイリストを作成したという本作における音楽と脚本の熱く密接なつながりを感じずにはいられないエピソードも。そんなこだわりのつまった楽曲にのせて映画は進むにつれ、徐々に二つの時代が溶け合うように感じることができるはず。予想だにしなかったストーリー展開、輝きを放つキャスト、ロンドンの街並み、ファッション、そして音楽に身を任せてこの魅惑的な、めくるめく“夢”の世
界に没入してほしい。
■『ラストナイト・イン・ソーホー』フィーチャレット
また、ライヴストリーミングスタジオ『DOMMUNE』にて映画公開記念番組の配信が決定!
公開日となる12月10日(金)20:00より、「スウィンギング・ロンドン・ナイト」として60年代ロンドンカルチャーとともに映画評論家の町山智浩氏とTHE COLLECTORSのボーカル加藤ひさし氏、そしてイギリス文化に造形が深く「60s UK STYLE」の著書を出されている漫画家・イラストレーターの竹内絢香さんを迎え、作品を100倍楽しむための知識を大放出!!トーク後にはミュージシャンの小西康陽氏が<スウィンギング・ロンドン>をテーマにDJで盛り上げるイベントとなっている。
◆詳細は公式サイトまで
12月10日(金)TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開
『ラストナイト・イン・ソーホー』『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が音楽を語る特別映像公開!
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12月10日(金)