首藤監督に自ら演技の提案を作間龍斗が見せた芝居に対する貪欲さ『ひらいて』新場面写真解禁!

(C)綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会
9月30日(木)

女性から圧倒的な支持を得る芥川賞作家・綿矢りさが、高校生の思いつめた恋心、暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問う文芸少女のバイブルとなった小説「ひらいて」が、弱冠26歳・新進気鋭の若手監督・首藤凜による脚本・監督にて映画化。

本日9月30日は本作の西村たとえを演じた作間龍斗の誕生日。この度、19歳の誕生日を記念して新場面写真が解禁された。
教室では目立たない存在のたとえ。しかし、その儚げで優しい雰囲気の横顔は、どこか引き寄せられる魅力を纏っている。
本編の序盤にある、施錠されている深夜の学校に愛(山田杏奈)が忍び込むというシーン。愛はある強い動機を持って、開かない柵をよじ登ったり、窓枠を歩いたりとイタズラの範疇を超えた危険な行動に出るのだが、そんなシーンの撮影の際、作間は自分の出演シーンが終わっているのにもかかわらず見学を直訴。首藤監督から「愛はこのくらいの暴力性でくるから」と説明を受け、最後まで真剣に山田の演技を見つめ続けていた。そんな作間に首藤監督は「彼なりに何かを感じ取って、その後のたとえとしての気持ちを作ってくれたように思います」と語る。この日に限らず、作間は自分の撮影が終わっても山田と芋生の撮影を残って見学し、芝居に対する貪欲さを感じさせた。
さらに、それまでは穏やかで決して本心を見せなかったたとえが、初めて愛に対して激しい言葉を発し意外な行動に出るシーンでは、初めて作間自ら、たとえの演じ方について自分の意見を監督に提案したという。「私のイメージではもっと突き放す感じだったんですが、作間さんはこれはちょっと言えないと。でも愛に対して同情というか、“この人かわいそうだな”って気持ちを持てたら言えると思いますとおっしゃるので、実際リハーサルでやってみたら、私が思っていたよりも良かったんです。これはたとえの優しさなんだと、私自身発見できたところがありました。」と監督は作間の役作りとその演技を絶賛。

そんな作間は、大切な恋人を想いながら、また別の少女からも狂気にも似た恋心をぶつけられるたとえをどのように向き合って演じたのか、芝居に対する貪欲さを見せたその演技に注目していただきたい。

2021年10月22日(金) 全国ロードショー

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