9月17日(金)より全国5館(ユーロスペースほか)でスタートした春本雄二郎監督作『由宇子の天秤』が、初日からの11日間で1000万円を突破(2週目より3館増えて現在8館にて上映中)、各地で平日でも満席が出る中、急遽10/8(金)よりTOHOシネマズ シャンテでの拡大公開が決定した。
三年前に起きた女子高生いじめ自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子は、テレビ局の方針と対立を繰返しながらも事件の真相に迫りつつあった。そんな時、学習塾を経営する父から思いもよらぬ“衝撃的な事実”を聞かされる。大切なものを守りたい、しかしそれは同時に自分の「正義」を揺るがすことになる――。果たして「“正しさ”とは何なのか?」常に真実を明らかにしたいという信念に突き動かされてきた由宇子は、究極の選択を迫られる…。
公開初日に掲載された新聞各紙映画評に続き、公開2週目9/24(金)朝日新聞プレミアシートでは「長編2作目にして国際的な第一線のレベルで戦える堂々の大傑作をモノにした」と森直人氏が大絶賛。TBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」では9/14放送回での町山智弘氏の「今年暫定ベスト」の評を聞き、同番組ナビゲーター・山里亮太氏も劇場にて鑑賞、翌9/21の放送内で赤江氏とともに「あまりに凄すぎてどう言葉にしていいか分からない」「めちゃくちゃ良かった。観てよかった!」と盛り上がり、更に9/23放送回のオープニングトークでも話題に上った。
SNSでは「桁違いに強い邦画の傑作」「最後まで怒涛過ぎて目が離せなかった」という声が続出する中、主人公の視点を自分の視点とダブらせて、考えさせられた、必見作との熱を持った感想が多数寄せられ、今のSNSやTV報道のあり方と絡めて拡散され、社会現象化の様相を呈している。
監督は精力的にシネマテークたかさきや横浜シネマリンに登壇、札幌サツゲキではオンラインティーチインを実施、この後も関西などで舞台挨拶やティーチインを予定しており、公開時5館でスタートしたが、今後さらなる上映館の増加が見込まれる。
渋谷ユーロスペース他大ヒット上映中!