視て聴いて体感する“新”戦国時代劇『信虎』武田神社にてヒット祈願!オフィシャルレポート到着!

(C)ミヤオビピクチャーズ
9月14日(火)

映画『信虎』のヒット祈願&囲み取材が14日、山梨・甲府の武田神社で行われ、主演の寺田農、メガホンをとった金子修介監督、武田家考証を担当した平山優氏らが出席した。


戦国の名将・武田信玄の父であり、甲府を開府した信虎の晩年を描いた本作。信玄によって甲斐を追放され、駿河を経て京に住み、足利将軍の奉行衆となった信虎は、追放より30年の時が流れた元亀4年(1573年)、信玄が危篤に陥ったことを知り、再び武田家にて復権するため甲斐への帰国を試みるも、信濃において武田勝頼とその寵臣によって阻まれる。信虎は、信長との決戦にはやる勝頼の暴走を止められるのか。齢80の「虎」が、武田家存続のため最後の知略を巡らせる――。

甲斐国守護武田氏の居館で、戦国大名武田氏の領国経営における中心地となった躑躅ヶ崎館の跡地に建てられ、武田信玄を祭神とする武田神社でヒット祈願を行った寺田は「お祓いをしていただきまして、玉串を奉納させていただいて、新たに気が引き締まる思いです。これはなんとしてもこの甲府の地から燎原の炎のようにヒットしていかないといけないんだろうと感じましたね」と言葉に力を込め、金子監督は「信虎公が開かれた武田氏館で、信虎を演じてくれた寺田農さんと一緒に奉納をさせていただき、温かいお言葉をいただきまして力をいただきました」とコメント。平山氏は「ぜひみなさんにご覧いただきたいと思うのは、寺田さんが、信虎が生きて出てきたのではないかというくらいそっくりで驚いています。制作に関われて幸せだったなと思います」と声を弾ませた。

また、本作が36年ぶりの主演作となる寺田は、主演に決定した際の心境を聞かれると「撮影のときにちょうど喜寿だったんですね。長生きはしてみるもんだなと(笑)。こんなお祝いもあるのかなと思いました」と笑顔を見せ、「ただ、主演というのは毎日やらなきゃいけないから大変だね(笑)。でも楽しいひと月でした」と吐露した。

さらに、本作の見どころを尋ねられると、金子監督は「戦国時代の空気というか、人の命があっという間になくなるという時代の空気を味わってもらえるのが見どころですね。そこに権力を持ったものの妄執がありながらも、本人の幸せも感じながら見ていただきたいなと思います」と答え、平山氏は「まず俳優さんたちの所作、立ち居振る舞いの優雅さ、さらに女性の座り方ひとつも考証にこだわっています。今まで見た時代劇とはかなり変わった印象を持たれるんじゃないかなと思うんですけど、それこそが、できるだけその時代に近づこうとした努力の結果だと思っていただければと思います。大道具や小道具、衣装や髪型にもぜひご注目いただきたいと思っています」とアピール。

同じ質問に、寺田は「外国の人と話すと、彼らは克明に自分たちの国の歴史をよく知っている。日本人というのはあまり国の歴史がよく分からない。特に甲府は武田信玄という武将がいたからまだ戦国のことはわかっているかもしれないけど、そういう意味では日本人がきちんと自分たちの歴史はどういうことだったのか、特に若い人にとって勉強するいい機会になればいいなと思います」と願い、信虎の魅力について聞かれると「平山先生がお書きになったものを読んで、金子監督の演出のもとで信虎をやってみると、信虎は大変な武将ですけど、日本全体を見られた戦略家であったし政治家ですね。信虎と信玄が一緒になったら信長の時代はこなかった。ましてや上杉謙信と何度も戦った川中島の戦いもなければ、もちろん家康の時代もなかったというくらい、人物評価としては優れた政治家だと思います」と絶賛した。

最後に、先行上映が行われる山梨の方々へメッセージを求められると、寺田は「10月にこの地で先行上映されるわけです。ここから大きな火がついて、そして信虎も信玄も果たせなかった日本統一、のちには秀吉も果たせなかった海外も含めて、甲府が起爆剤になってこの映画が話題になって爆発的にヒットしてくれると、それに勝る嬉しさはないですね」と目を輝かせ、「選挙ではありませんけど、甲府の人たちは必ず2回くらいは見に行くとお願いしたいですね(笑)。そして見た人は5人に伝えると。そこから大きな力になっていくわけですから。そうすると郷土の英雄、信虎・信玄がもう一度クローズアップされるので、甲府市民のみなさんにかかっています!」とお願いした。

10月22日(金)より TOHOシネマズ甲府にて先行公開
11月12日(金)よりTOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズ梅田他 全国公開

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作品紹介

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