企画・宮﨑駿、監督・宮崎吾朗の下、国内外から結集した精鋭スタッフによってスタジオジブリ初のフル3DCGアニメーションとして完成した『劇場版 アーヤと魔女』より、宮﨑駿のロングインタビュー映像が到着した。
宮﨑駿監督作品『ハウルの動く城』(2004年)の原作者で「ファンタジーの女王」とも呼ばれるイギリスの作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる児童書「アーヤと魔女」。本作は、この原作を企画・宮﨑駿、監督・宮崎吾朗の下、国内外から結集した精鋭スタッフによって映像化。スタジオジブリ初のフル3DCG長編アニメーションとして完成させた。
2020年のカンヌ国際映画祭で、オフィシャルセレクションに選出されており、北米・オーストラリアをはじめ、ヨーロッパ、アジア各国でも公開を迎えている。海外でも大きな注目と期待を集める中、日本では昨年12月30日にNHK総合テレビにて放送、ジブリの新たなヒロイン・アーヤのたくましくひたむきな姿は、放送後、絶賛の声と共に大きな話題となった。
当初より映像・音響を映画基準で制作しており、一部新たなカットを追加し、公開延期を経て公開、さらに、最先端の音響と映像技術で作品への没入感を味わえるドルビーシネマでの上映も決定した。

今回到着したのは、映画完成後の宮﨑駿の直撃インタビュー。児童書の「アーヤと魔女」を映画の企画に持ち込んだきっかけや、宮崎吾朗監督の起用に至る流れ、そして作品とアーヤのキャラクターの魅力、原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズとのエピソードを大いに語った映像となっている。
試写を観た感想の中では、「本当に手放しに褒めてるぐらい、あれを作るのは大変だったと思いますよ。ただストレートに、アーヤの負けてたまるか!ここにいてやる!っていう気持ちが貫かれていて、映画を作る覚悟をちゃんと踏みはずさないでやっていたから、本当に良かった。しかもCG使ってるでしょ、どういう風にやるんだろうって思ったけど、それについても不満がなかったですね。だからスタッフが試写を観て帰ってきたとき、『あぁー面白かった』って席に着きましたよ。最大の褒め言葉だよね。」と作品を評価。「鉛筆で書かなくて、CGであることによって、解放されている」と、スタジオジブリの新しい試みである3DCGについても太鼓判を押した。
■宮﨑駿ロングインタビュー
「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
──宮﨑駿

8月27日(金)より全国公開!映画館でジブリを!