大ヒット公開中の『ライトハウス』より、ロバート・パティンソン、ウィレム・デフォー、ロバート・エガース監督が明かす<撮影舞台裏>メイキング映像が公開された。
謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”たちが外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく――人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。北米ではA24の配給で公開され、わずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒット!
長らく日本での公開も待たれていた本作の監督を務めるのは、長編デビュー作『ウィッチ』がサンダンス映画祭で圧倒的高評価を受け、一躍スター監督へと躍進したハリウッド屈指の才能、ロバート・エガース。そして、少しずつ狂気の世界に足を踏み入れていく2人の灯台守を演じるのは最新シリーズの『バットマン』の主演に決定し、2020年に公開し大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』で人気が爆発したロバート・パティンソンと、言わずとしれた世界の名優ウィレム・デフォー。実力と人気を兼ね備えた2大スターがW主演を務めている。

撮影前にイメージしていた「“寒そうでくすんだ世界”を現実に近づけ、物語を効果的に演出」するために、モノクロでの映像を採用したというエガース監督。さらに劇中の舞台である1890年当時の時代風景に近づけるため、撮影地であるノバスコシアに「高さ20メートルを超える灯台や小屋など、すべての建物を映画のために作った」と告白、実際に建設中の様子を捉えたメイキング映像とともに「細かい情報を積み重ねることで、真実味を帯びた映画の世界に観客を引き込める」からだと、とその圧倒的なこだわりを明かした。
“絶海の孤島”という極度の緊張感が強いられる空間の中、互いの魂をぶつけ合うような鬼気迫るやり取りを繰り広げるパティンソンとデフォーの壮絶な演技合戦も話題の本作。「特別なセットだから、立つだけで状況が理解できる」「視覚的な情報を明確に与えられるので、役者はロケ地に溶け込めた」と自身の役作りに多大な影響を与えたことをそれぞれインタビューの中で振り返っているように、CGではなく圧倒的にリアルな環境だからこそ実現した、本作の舞台裏が垣間見えるようなメイキング映像となっている。
■『ライトハウス』<撮影舞台裏>メイキング映像公開!
なお、7/24(土)には大ヒット御礼を記念した<『ライトハウス』町山智浩氏 解説映像付き上映会>もTOHOシネマズ 日比谷にて開催決定!SNSなどでも話題沸騰、一度見ただけでは分からない『ライトハウス』の背景に潜む膨大な量の“神話”“文学”“伝説”の謎やキーワードを読み解くきっかっけを、映画評論家の町山智浩氏が本編上映後に特別に上映される映像によって徹底解説される。
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